不動産会社の売却&購入方法【5パターンを解説】
不動産会社仲介手数料は物件価格の「3%+6万円」+消費税です。
その報酬を受け取る際に、
不動産仲介業者によって様々な戦略があります。
今回は仲介手数料を受け取る為のパターンを紹介し、メリット・デメリット型式で解説します。
①両手取引(単独仲介)

売主&買主の両方から仲介手数料を取るパターン。
<業者のメリット&デメリット>
▲メリットは、売主&買主両方から手数料を受け取れる
※不動産仲介業者が最も好むパターン
▼デメリットは、売主&買主の価格調整が難しい
<売主・買主のメリット・デメリット>
▲売主はメリットはあまりない。
強いて言えば、仲介手数料を下げて価格を調整するケースあり
▼デメリットは囲い込みをされる。
また契約不適合責任免責にしずらい点です。
②片手取引(共同仲介・分かれ)

売主の仲介会社Aと買主の仲介業者Bが共同で仕事をするパターン。
仲介手数料はそれぞれの依頼主からしかもらえない(3%+6万円)
<仲介業者の片手取引のメリット・デメリット>
▲メリットは売主 or 買主のエージェントとして、
集中できる
▼デメリットは片方だけの売り上げで、少ない
共同仲介の相手側の業者(特に買主側)の対応がイマイチだと、成約しずらい。
※逆に優秀だと、成約が決まりやすい
<売主・買主の片手取引のメリット・デメリット>
▲売主メリットは囲い込みのリスクが下がる。
▲買主メリットは、100%購入者の味方になってくれる
▼デメリットは、仲介業者の対応がイマイチだと、成約しずらい。
③仲介手数料無料(売主が業者物件)

代表的なケースは①新築建て売り ②リノベーションの中古物件です。
※買主から仲介手数料を取らず、売主から満額手数料を取る方法。
<仲介業者の「業者物件」メリット・デメリット>
▲メリットは集客効果あり。
▼デメリットは片手のため、売上が減少する
※宣伝効果を狙って会社の認知を広げる狙いがある
<売主・買主の「業者物件」メリット・デメリット>
▲売主メリットは特になし。
▲買主メリットは、0円仲介のため、諸経費の負担が軽くなる
▼デメリットは業者物件が全て0円になるとは限らない
④買主が買取業者
「売主が個人で少し安くてもいいから、早く売りたい・・・」
といったケースで、買取業者を売却するパターンです。

仲介ではないため、
仲介手数料がかかりません。
<仲介業者の買主が業者のメリット・デメリット>
▲メリットは買取業者が相手のため、トラブルが少ない。
▼デメリットは特になし
<売主(個人)・買主(業者)のメリット・デメリット>
▲メリットは素早く売れる
▼デメリットは価格は下がる。
⑤仲介手数料の割引系

ネット上の仲介手数料の割引系業者を見ると・・
以下のパターンが多かったです。
①仲介手数料10%割引
②仲介手数料1.5%
③仲介手数料1%
②1.5%系
物件選びだけは買主さんにしてもらい、3つくらいに絞る。
※現地集合&解散で送り迎えや付加サービスなしなど
ただし住宅ローンの相談無料で手伝ってもらえる、といったパターン
③1%系
売主側仲介で、取引価格8,000万円以上など高額物件のパターンです。
<仲介業者の割引系のメリット・デメリット>
▲メリット:集客効果あり
▼デメリット:売上が減少する
ただ、1%仲介業者は8000万円で両手になれば
「売主から80万円」「買主から246万円」とれる
<売主・買主の割引系メリット・デメリット>
▲メリットは買主の負担が軽くなります。
▼デメリットは囲い込みのリスクがあります。
まとめ

不動産仲介の売却&購入方法の5パターンはいかがだったでしょうか?
不動産会社の売却&購入方法【5パターンを解説】
①両手取引(単独仲介)
②片手取引(共同仲介・分かれ)
③仲介手数料無料(売主が業者物件)
④買主が買取業者
⑤仲介手数料の割引系
どの方法も興味深く、人によっては
「仲介手数料割引はヤバイのでは?」と思うかもしれませんし
「いやいや、安くていいじゃない」と考える人もいます。
当社は新築建売の買主様は0円ですが、
その他の物件は満額頂いております。

不動産仲介依頼時のあなたのお役に立てれば幸いです。
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