【中古VS新築戸建てどっち?】メリット&デメリット選び方比較

中古戸建

中古住宅と新築戸建てどっちがいいの?!

お客様
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中古と新築どっちがいい?

宅建士:山口
宅建士:山口

今回の記事は、
戸建てを買うなら中古、新築どちらがいいか?

それぞれの
メリット・デメリットを比較します!

中古戸建と新築戸建の基本的な違い

最初に「中古戸建と新築戸建」の
基本的な違いを簡単に解説します

①新築とはどんな物件か

新築とは新しく建てられた物件のことで、
居住の用に供したことのないもの
(建設工事の完了の日から起算して1年を経過したものを除く)」
とされています。

新築建売で
売れ残って1年経過すると住んでいなくも「中古品」となります。

宅建士:山口
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“建築後1年“の基準は
「検査済証の発行日」から1年間です。

例えば、
新築に3か月住んですぐに売却すると「中古物件」になります

②中古戸建とはどんな物件か

過去に人が居住したことる建物です。
※1か月だけ住んでも中古品です。

<中古戸建の呼び方>
①築浅:1年~10年
②築古:11年~それ以上

と一般的に呼ばれることがあります。

宅建士:山口
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中古物件といっても、
築浅なのか?築古なのか?

チェックしてから見学に行きましょう

新築VS中古の戸建てメリット・デメリット

新築戸建て&中古戸建のメリット・デメリットを解説します。

新築戸建てのメリット

①新品+保証やアフターサービスも充実

新築住宅は「10年保証」があり、
住宅設備も2年の保証があります。

宅建士:山口
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「引き渡しから10年間は建物に瑕疵(不具合や欠陥)があれば、
売主が無償で修繕してくれます。

また、お風呂やトイレなどは基本2年保証ですが、
ハウスメーカーによっては延長保証もあります。

加えて、アフターフォロー点検があり
2年・5年・10年・それ以上と長期間面倒を見てくれます。

②住宅性能評価が優れている

耐震性:耐震等級3
耐風性:耐風等級2(ダイライトなど)
断熱性:断熱等級5以上
気密性:C値0.6以下など(ハウスメーカーの腕による)

最近の新築戸建ては
「高気密・高断熱住宅」が多いです。

ある程度こだわりがある工務店でしたら、
住み間の値「C値は1.0以下」になるはずです

宅建士:山口
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耐震等級3は熊本地震のとき、
1棟も全壊しなかったようです。

消防署や警察署なみの耐震性で、
現代の新築戸建ては当然の設計
といえます。

③長期間住むことができる

国土交通省によると、
日本の住宅の平均寿命は約30年と言われています。

しかし、ご近所の家を見てください。
築50年以上の旧耐震戸建ては
たくさんありますよね?

宅建士:山口
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家のメンテナンスをすれば50年、70年は持つはずです。
※屋根・外壁の塗装、防蟻処理など

また、長期優良住宅などは
100年以上(本当?)持つと言われています。

④住宅ローン控除の恩恵が大きい

住宅の新築・取得又は増改築等をした場合、
年末のローン残高の0.7%を所得税(一部、翌年の住民税)から最大13年間控除する制度です。

住宅ローンの借入額が多いほど、恩恵が大きくなります。

宅建士:山口
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無条件で住宅ローン控除が
受けられるわけではありません。

※諸条件は国税局などのHPなどを参考にしましょう。

補助金の優遇が受けやすい

新築住宅を購入すると、
補助金などの優遇が受けられやすいです。

子育てエコホーム支援事業
給湯省エネ2024事業
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業
LCCM住宅整備推進事業

宅建士:山口
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「〇〇市(区) 補助金」で検索して、
常日頃から補助金や支援金の情報を☑しましょう!

 

担保評価が高い

担保評価は不動産を売却したときに得ることができる対価です。

ローン未払いになると、銀行が抵当権を実行し、
物件を競売にかけます。

宅建士:山口
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土地は中古・新築、担保評価はかわりません。

しかし、新築の建物は担保価値がマックスのため、
銀行の融資額が伸びやすいです。

新築戸建てのデメリット

新築のデメリットを解説します。

①価格が高い

中古と比べ新築は高いです。

<築5年以内>300万円の差
<築10年以内>700万円以上の差


宅建士:山口
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ハウスメーカーや鉄骨RCの戸建てもあるため、何とも言えません。

値段差によっては、築浅の中古の方が安くていいかも?
もしれませんね

②完成までに時間がかかる

中古戸建はリフォームをしなければ、即入居ができます。

しかし、新築戸建ては注文住宅で4か月~5か月かかるため、
完成に時間がかかります。

宅建士:山口
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注文住宅で土地探しからスタートすると、1年半後~が引き渡しのケースが多く、時間がかかります。
面倒な場合は、「新築の建売」がおすすめです。

新築建売は契約~引き渡しまで1か月で完了します。

中古戸建のメリット

中古戸建のメリットを解説します。

①値段が安い

中古戸建は、新築に比べて値段が安いです。

物件状態(水回りの劣化、不良)が悪いと、
大幅に値下げ交渉がうまくいくケースがあります。

すぐに住むことができる

中古戸建は気に入ったら、
即入居可能な点がメリットです。

仮に水回りをすべてリフォームをしても1か月弱のため、
急いで住みたい人にはおすすめです。

イメージ相違がない

新築の注文住宅を実際に建てると
「イメージと違う」というトラブルが多いです。

中古戸建は内覧ですべてチェック済みなので、
居住後のトラブルが少ないです。

建物の成熟度

新築戸建は建物が新しく、
住み始めは「欠陥が見落とされる」ことが多少あります。

一方、中古物件はある程度時間が経っているため、
実際に住んで問題あり/なしがわかります。

固定資産税・都市計画税が安い

宅地の固定資産税は新築と中古はかわりません。

しかし、戸建ては築年数に応じて、
「経年減価補正」されるため、安くなる傾向があります。

経過年数木造建築物非木造建築物
1年〜9年0.80〜0.530.9579〜0.7632
10年〜19年0.50〜0.280.7397〜0.5288
20年〜26年0.26〜0.210.5054〜0.3794
27年0.20 (27年以上は一律)0.3596〜 (44年まで変動、45年以上は一律)

(「東京法務局管内新築建物課税標準価格認定基準表」を参照)

中古戸建のデメリット

中古戸建のデメリットを解説します。

①保証が短い&保証がほぼなし

売主が不動産業者の場合は、
2年間の瑕疵担保責任があります。

また、売主が個人の場合は、
契約不適合責任は引き渡しから3か月、設備は1週間保証です。

お客様
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売主さんが個人の場合、3か月は短い!

宅建士:山口
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そうですよね。
例えば引き渡し後、4か月目に雨漏れしたら、自己負担になります。

築浅の戸建てや
区分マンションならさほど問題になりません。

しかし、築20年過ぎた中古戸建を買うときは注意が必要です。

②耐震性能に問題がある

耐震基準は1971年&1981年(旧耐震)、
2000年に改正が行われました。

旧耐震
震度5程度の中規模の地震で大きな損傷を受けない

×新耐震
震度6程度の大規模な地震で建物の倒壊や損傷を受けない

旧耐震は耐震補強が必要ですし、
新耐震でも震度7以上の地震を考えると不安といえます。

宅建士:山口
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新築住宅で耐震等級3があれば、
最低限家族の命は守れますよね

旧耐震の戸建てを購入するときは、
耐震診断をお願いして、補強工事をしてもらいましょう。

光熱費&メンテナンス維持費用が高い

中古戸建は、電気代が高い傾向があります。

給湯器が古い形式(※エコじゃない)だったり、
断熱材が薄く、機密で隙間が多いため、
電気やガス代が高くなりがちです。

宅建士:山口
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給湯器やエアコンは最新のものに入れ替え、
隙間をコーキングや気密テープでふさげば、
多少マシになるかもしれません。

住宅ローン控除が利用できないケース多かったが・・・

ローン控除は、
控除率0.7%で借入限度額が2,000万円、控除期間は10年とされています。

宅建士:山口
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2022年改正により
木造住宅築20年まで」「マンション築25年まで」などの
築年数の条件は撤廃されました

2021年までは、築年数制限があり面倒な手続きが多く、
ローン控除がやりづらかったですが、
改正により、手軽に申請できるようになりました。

物件の担保評価が低い

築古で減価償却が切れている(木造22年~)場合、
建物部分の評価が低くなります。

そのため、属性力でカバーできないと、
住宅ローン審査が通りづらいといえます。

新築と中古でどっちが売れている?

新築と中古でどっちが売れている?か解説します。

成約件数は中古の方が多い

結論から言うと、
新築よりも中古戸建の成約件数が右肩上がりです。

レインズより参照しましたが・・・

・2000年代初頭は約12000棟
・2010年代初頭は約11000棟
・2015年代初頭は約13000棟
・2020年代初頭は約14000棟

と徐々に右肩あがりの傾向です。

宅建士:山口
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新築が物価高や人口減少の影響で減少し、
中古にシフトしつつあります。

今度、中古の戸建てはどんどん市場に流れ、
成約数が増えると予想します。

まとめ:新築と中古どちらを選ぶべきか

【新築戸建】【中古戸建】
値段高い安い
保証10年以上個人:3カ月~
※免責の場合はなし
業者:2年
断熱材暑いやや薄い
ガラス・ペアガラス
・トリプルガラス
シングル、ペアが多い
冷暖房費安いやや高い
耐震耐震等級3が多い新耐震だが、耐震等級1や2
住宅ローン控除10~13年10年
※対象外もあり
住めるスピード注文:8カ月以上
建売:1カ月
1カ月弱
ローン審査担保評価が高い築古は担保評価が低い場合も

新築と中古どちらを選ぶべきか?

<新築がおすすめの人>
・誰も使っていない新品の家がよい
・保証やアフターサービスが気になる
・住宅ローン控除をたくさん受けたい
・補助金が欲しい
・住宅ローンが心配
・耐震等級3が良い

<中古住宅がおすすめの人
・値段を安く抑えたい
・他人が使った設備は気にならない(お風呂など)
・すぐに住みたい
・自分である程度修繕できる

中古住宅か、新築戸建が悩むあなたのために、
参考になったら幸いです。

この記事を書いた人
riyama

宅地士&FP2級の山口です(リヤマ不動産株式会社の代表)
不動産の売買や相続、住み替えなどで「どうしたらいいの?」と不安になる方の力になりたくて、この仕事をしています。
専門的な内容も、できるだけわかりやすく、丁寧にご説明することを心がけています。不動産に関するお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。地域に根ざし、一人ひとりの気持ちに寄り添うご提案をいたします。

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