【動画あり】中古不動産(戸建・マンション・土地)購入の9ステップ

【図解】不動産購入の流れ~9ステップ

お客様
お客様

中古の戸建・土地・マンションを買いたいけど・・・
どうすればいいの?

始めて不動産を購入したい!初心者のあなたのために、
流れを9ステップで解説します。

>>図解&動画で解説

STEP01:不動産会社に相談

suumoやアットホームを見て、
「この物件いいな!」と思ったら、連絡・・・

でもいいですが、他社でも取り扱いできるケースがあります。

※物元(売主業者さん)が囲い込みをしない場合

お客様
お客様

え?
スーモの不動産って
御社でも

取り扱いできるの?

宅建士:山口
宅建士:山口

はい。可能です。
ある程度条件がありますが、

①気になる物件URL
②地域・学区・広さなどスペック


教えていただければ、ご紹介できる可能性があります。

※ただし囲い込みされない場合です。

まずは、不動産仲介業者に相談をしましょう。

その会社の方針をHPなどで確認しましょう。

①営業マンとの相性
囲い込みをしない物元(広告費用が多い会社は注意)
③契約不適合責任の期間について
④住宅ローンに詳しそうか?

という3点をメインに探すといいかもしれません。

<STEP01の時点>
【業者側の書類】なし
買主必要書類】なし
買主必要資金】なし

STEP02:資金計画(住宅ローン相談など)

お客様
お客様

え?
物件を内覧できないの?

宅建士:山口
宅建士:山口

もちろん、可能です。

ちなみに、内覧の前に資金計画、
ローン相談が必要です。

①どれくらいの物件を購入できるか
②いくらまで借りられるか
③買主様にピッタリの金融機関はどこか

④リフォームはローンに組み込むか

など、ざっくりですが、アドバイスをします。

お客様
お客様

なるほど!

3000万円の家を買いたくても、
2500万円しか借りられないなら、
悲しいな・・・

宅建士:山口
宅建士:山口

おっしゃるとおりです。

戸建、マンション、土地問わず、
資金計画が大切です。

ちなみに、土地の購入についても、
ハウスメーカーさんとの間で土地&建物の
資金計画を立てる
必要があります。

買主様が物件を調べて、内覧して、
交通費と時間を使ったのに・・・

最終的に「ローンの事前審査が通らなかった」

となったら、当社としてもお客様に申し訳ないです・・・

宅建士:山口
宅建士:山口

それと、売主様はローンの事前審査承諾を得ていないと、
買付証明書を受けません。


※フラット35は本審査が必須です。

「仕事は、準備が9割という名言をよく耳にしますが、

無為無策であちこち物件を見に行くより、準備と戦略が大切です。

宅建士:山口
宅建士:山口

「当たって砕けろ!数うちゃ当たる!」
は昭和の考え方です。

令和の時代は準備をしてから、
内覧に臨みましょう。

<STEP02の時点>
【業者側の書類】資金計画書など
【買主必要書類】CICなど個人信用情報の取得

買主必要資金】なし

STEP03:内覧(立地→建物の順番)

いよいよ不動産の内覧です。
土地、戸建て、マンションの3種類があり、
また「居住中」か「空室」の場合があります。

①土地(空地)

土地は朝・晩、自由にみられます(※土地に立ち入る場合は許可が必要)

自分で足を運び、気に入ったら営業マンと同行するパターンが多いです。

<例>
土地A
土地B
土地C

結果的に土地AとBが気に入ったから、同行してほしい!などです。

宅建士:山口
宅建士:山口

土地については土地だけでなく、
周辺の環境の確認も必要です。

まずは、ご夫婦で周辺を歩いて、雰囲気を感じましょう。

土地はチェックポイント山盛りのため、
下記の記事を参考にしてください↓

②戸建て③マンション

戸建/マンションは建物でなく、
立地を事前に確認してください。

お客様
お客様

え?面倒だな・・・

別に内覧してからいい?

宅建士:山口
宅建士:山口

不動産の購入の最大の決め手は立地です。

立地が気に入らないと、話が始まりません。

例えば、マンション内覧で気に入ったけれど、

「駅まで上り下りが激しいから、買わない」

となれば、買主様のお時間がもったいないです。

宅建士:山口
宅建士:山口

弊社が売主様の物元の場合は、
「内覧会方式」です。

物元が「他社様」の場合は、
その会社の方式に従って見学します。


事前にある程度チェックポイントや希望をすり合わせをすれば、
物件選びもスムーズにいきます。


そのためのチェックポイントの記事は↓

<STEP03の時点>
【業者側の書類】チェックシートなど
【買主必要書類】チェックシートなど
買主必要資金】あり(住宅ローン申し込みの書類)

STEP04:住宅の事前ローン審査&買付証明書

お客様
お客様

私にピッタリな物件があった!
購入したいな・・・

宅建士:山口
宅建士:山口

承知しました。

まずは、①住宅ローンの事前審査を申し込み、
②買付証明書を提出しましょう。

気に入った物件が登場したら、
まずは住宅ローンの事前審査が必要です。

結果は1日~5日ほどでわかり、
ローン承認されたら買付証明書を提出しましょう。

※フラット35は本審査で10日~

宅建士:山口
宅建士:山口

ちなみに、
WEB「のみ」の事前審査は受け付けない会社様が多いです。

※WEBのみの場合、ローン特約をつけない会社様もいるようです。

営業マンに確認してから、申し込みましょう。

ネットのWEB事前審査は1日でわかり、

便利ですが、機械判定のためかなりザルです。
加えて、本審査で非承認になるケースが多いです。

そのため、
複数(提携ローン、対面申し込みなど)申し込みが必要です。

例:auじぶん銀行&りそな銀行など

りそな銀行の住宅ローンの審査基準は厳しい?

値引き交渉は?

お客様
お客様

素敵な物件なんだけど・・・

リフォームするから、もう少し安くならないかな?

宅建士:山口
宅建士:山口

指値交渉(値引き)は可能です。

しかし、それが成功するか、は別の話です。

<値引きが通りやすいケース>
・長期間売れ残っている
・築30年で一度もリフォームしていない
・雨漏れ・シロアリあり
・旗竿地(土地・建物)
・日当たりがイマイチ
・自主管理マンション
・心理的瑕疵あり(※事件、事故、自Sなど)
・戸建ての契約不適合責任免責

<値引きが通りにくいケース>
・大人気のマンション
・滅多にでない「土地」
・整形地で南道路で幅員広い
・販売スタートしたばかり
・値下げしたばかり
・部屋の状態が良い
・売主さんが最低価格ラインを決めている

宅建士:山口
宅建士:山口

買付証明書は「購入の決心がついた」時に提出しましょう

冷やかしの場合は、受け取らない業者さんも一部いるようです。

買付証明書は法的拘束力がないため、
キャンセルしても費用はかかりません。

とはいえ、買付証明書を提出し、

売主様がOKをすると、契約日が確定します。

※証明書提出から1週間以内が多いです。

そして、売主様・仲介業者、司法書士、
銀行など複数の方がけそれぞれ動き始めます。

宅建士:山口
宅建士:山口

買主様だけでなく、
他業者さんも巻き込むため、

軽い気持ちで買付証明書を入れてはいけません

<買付証明書提出のキャンセル理由>

・親が反対した
・値段に納得していない
・やっぱり違う物件がいい
・会社をリストラされた
・急な転勤が決まった
・離婚した

上記の理由が本当かどうかは、わかりませんが、
買付証明書を出す前に注意が必要です。

※ちなみに、
買付証明書の提出後に値引きはできません。

リフォームは必要?

リフォームが小修繕(50万円以下)でしたら、
現金で払う人が多いです。

ですが、水回り交換など100万円以上かかるため、
「住宅ローン」と「リフォームローン」
一緒にできるケースがあります。

宅建士:山口
宅建士:山口

引っ越し後に「現金払い」や
リフォーム専用ローン申し込みもあり」です。

住宅ローンにリフォームを組める金融機関も
あります。

<STEP04の時点>
【業者側の書類】買付証明書
【買主必要書類】ローン審査用の書類一式
買主必要資金】
なし

STEP05:手付金&重要事項説明書の事前説明

お客様
お客様

手付金っていくら?

宅建士:山口
宅建士:山口

取引物件の5%~10%です。

例えば2500万円なら
125万円~250万円が相場です。

また、支払のタイミングは
売買契約日の前日(平日)です。

※本来は売買契約時ですが、
防犯・紛失防止のため、
事前に振り込みケースが多いです。

とはいえ、
100万円以上の手付金を支払えないケースが
多々あります。

その場合は、
営業担当に相談してから、売主様と交渉しましょう。

宅建士:山口
宅建士:山口

ちなみに、人気物件の場合は、
手付金が低すぎると
売主様は売買契約を断るケースがあります。

手付金は極論1万円だとしても、
双方が合意すれば、売買契約は可能です。

しかし、
実際は手付金が「安い=信用できない」と判断されます。

手付金の振込タイミングは前日・当日?土日は?

「手付金」の条項について

重要事項説明書の下書き説明

重要事項説明書は自動車の説明書(分厚い)
的な役割があります。

不動産の値段や土地の種別、道路の幅員、容認事項など、
記載されている書類を交付し、
説明に1~2時間かかります。

※買主様のみに交付

宅建士:山口
宅建士:山口

不親切な不動産屋は事前に説明せず、
当日いきなり重要事項説明書を見せます。

悪意のある業者は、
お客様を混乱させて、
契約させるケースもあるようです。

お客様
お客様

え?重説ってこんなに長い文章?
何書いてあるか、わからない・・・

買主様が士侍業の方なら、すぐ理解できるかもしれません。

ですが、一般消費者が見たら、
わけのわからない書類
です。

※筆者は昔、されたことがあります(汗)

宅建士:山口
宅建士:山口

当社は以前に、重要事項説明書の下書きを送ります。

事前に不明点を質問&回答し、
本番を迎えるため、
当日もめることないよう善処します。

お客様
お客様

なるほど。
事前にある程度理解しておけば、
当日びっくりしなくて済むから安心♪

※ちなみに事前に
IT重説をする会社様も増えているため、
ご希望があれば可能
です。

<STEP05の時点>
【業者側の書類】
重要事項説明書・売買契約書の下書き(※pdfなど)
【買主必要書類】なし
買主必要資金】手付金の支払い

STEP06:売買契約の締結

売買契約書の説明&記名押印は
1時間~ほどかかります。

お客様
お客様

手付金の支払いは?

宅建士:山口
宅建士:山口

原則は、当日の契約後で、手渡しです。

・・・と言いたいですが、
最近は防犯の問題で、

①前日振り込み
②当日ネットバンクやコンビニから振り込み

をお願いしています。
※②は土日祝NG

お客様
お客様

手渡しって怖いよね・・
50万円~100万円って大金だし
振り込みの方が安心♪

手付金の手渡しは紛失&盗難のリスクがあるため、
当社は振り込みをお願いしています。

※他社は手渡しの会社のケースもあるようです。

<売買契約の締結日>

①買主側のみ重要事項説明書の交付&読み合わせ

②告知書(物件状況報告書)の確認
※売主/買主の記名捺印

③付帯設備表の確認
※売主/買主の記名捺印

④売買契約(双方)

<STEP06の時点>

【業者側の書類】重要事項説明書・売買契約書の下書き

【買主必要書類】身分証明書(顔写真あり)
印鑑(認印)

買主必要資金】手付金・仲介手数料の50%支払い
印紙代金
など

売買契約後に仲介手数料の50%、
引き渡し前に50%いただくケースが多いです。

例:仲介手数料110万円なら、
初回:55万円 決済時:55万円

【参考記事】
物件状況報告書で虚偽はNG!
→付帯設備表で嘘を書くと訴訟リスクあり?書き方&注意点を解説

宅建士:山口
宅建士:山口

実際は持ち回り契約も多いです。

※売主と買主が合わず、
引き渡しの時合う契約方法


→持ち回り契約のトラブルは手付金?!失敗しない方法はある?

STEP07:ローン本審査&金消

事前に営業マンと相談し
「本審査に必要な書類など」を準備しておきましょう。

宅建士:山口
宅建士:山口

当社は事前審査の段階で、
本審査の書類もすべてお願いします。

仕事は段取りが9割です。

ローンの本審査は10日~14日程度です。

ちなみに、
事前審査を通過すれば、余程でない限り、

ローン非承認はありません。

お客様
お客様

本審査に落ちたら・・・
手付金は返金される?

宅建士:山口
宅建士:山口

住宅ローンの特約記載があれば、
返金されます。

ただし、買主様が原因でローンに落ちた場合は
適用されません。

※審査中の他社借り入れ、離婚、退職など

→融資利用の特約ついて【不動産売買契約条項】

住所だけ引っ越し

マンション・戸建てのケースです。

金消前に、住所だけ新居に引っ越しをしましょう。

住宅用家屋証明書を取得すると
「登録免許税が減税される」ケースがあります。

宅建士:山口
宅建士:山口

本審査通過確認後に、新住居へ引っ越し手続きをしましょう。

学区の問題で難しい場合は、担当の営業マンに相談を

金消(金銭消費貸借契約)

お客様
お客様

キンケシ?

宅建士:山口
宅建士:山口

金消契約(金銭消費貸借契約)とは、
金銭を借り、消費する目的で、金融機関と結ぶ契約のことです。

略して金消(きんしょう)と言います。

簡単に言うと、
「〇〇銀行と最終的にこの条件で契約しますか?」
といった住宅ローンの最終決断です。

金消を結ぶと、条件変更できなくなります。

<STEP07の時点>
【業者側の書類】①重要事項説明書②売買契約書など
【買主必要書類】金消に必要な書類
買主必要資金】印紙代金
(※融資金額による)

STEP08:決済日&引き渡し

決済日&引き渡しでやることは

①買主側の金融機関に集合
②身分証や書類確認
③売主様の口座へ残金振り込み
④司法書士・仲介業者への報酬払い

買主側の住宅ローン担当者が実行し、
売主口座に振り込み、
抵当抹消手続きの準備をして、
所有権移転登記をします。

宅建士:山口
宅建士:山口

持ち物を間違えると、決済が延期になるため、
注意が必要
です。

詳細については↓↓↓

<STEP08の時点>
【業者側の書類】領収書など


【買主必要書類】住民票・身分証明書(顔写真あり)・
実印&印鑑証明書(発行3か月内)


買主必要資金】残代金・固定資産税
等や管理・修繕費の残金

仲介手数料の残金・司法書士への報酬など

STEP09:引っ越し&住宅ローン控除手続き

新居へ引っ越しに加え、
住宅ローンの控除適用可能な場合は、手続きをしましょう。

<購入後のよくある手続き>
・確定申告(※住み替えで売却したの場合)
・住宅ローンの控除申請
・不動産取得税の申請
・補助金の申請(※あれば)
・区分所有者変更(マンション)
・管理・積立金の口座変更(マンション)
・浄化槽の契約(戸建て、あれば)

宅建士:山口
宅建士:山口

必要な手続きは、担当営業マンに
聞いてみてください。

まとめ

<不動産購入の流れ~ステップまとめ>
①不動産会社に相談


②資金計画(住宅ローン相談など)

③内覧(立地を確認→建物の順番)

④住宅の事前ローン審査&買付証明書
※値引き交渉は注意
※リフォームは必要?

⑤手付金&重要事項説明書の事前説明

⑥重要事項説明書の下書き説明

⑦売買契約の締結

⑧ローン本審査→金消
※金消前に住所だけ引っ越し

⑨決済日&引き渡し

⑩引っ越し&税務的な手続き

参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
riyama

宅地士&FP2級の山口です(リヤマ不動産株式会社の代表)
不動産の売買や相続、住み替えなどで「どうしたらいいの?」と不安になる方の力になりたくて、この仕事をしています。
専門的な内容も、できるだけわかりやすく、丁寧にご説明することを心がけています。不動産に関するお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。地域に根ざし、一人ひとりの気持ちに寄り添うご提案をいたします。

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