住宅ローンの審査前にやってはいけない行為

「住宅ローンの審査前」「本審査前や最中」やってはいけない行為を解説します。
①個人信用情報機関がまだ未確認
①CICは「割賦販売法および貸金業法の両業法に基づく指定信用情報機関」
②JICCは消費者金融
③KSCは銀行など
です

消費者金融の覚えがなければ、
①のCICの確認をしましょう。
万が一、個信にキズがあると、事前審査で落ちる可能性が高まるからです。
また、A銀行で非承認で、B銀行に申し込むと「この人何かあるのでは?」
と非承認になりやすいです。
不動産会社の営業マンに「自分は大丈夫か?」戦略を含めアドバイスを貰いましょう。
②買付証明書&住宅ローン事前審査
<一般的な流れ>
物件を見学→買付証明書を提出
しかし、売主さんは「住宅ローンの事前承認」がOKでない
と受け付けてくれません。
またフラット35の住宅ローンは「本審査」に出す必要があります。
※フラット35は本審査時の売買契約書・重要事項説明書の提出は後でOK

売主さんは相手が「買える人か」確認してきます。
①住宅ローン事前審査パス②買付証明書
2点の提出が買える証明となります。
③あちこち事前審査を出さない!
銀行はあなたの個人信用情報をチェックします。
「この人5社も申し込んでいる・・・何か裏があるかも?」と
ネガティブに働きます。
そのため、申し込んでも2~3社がおすすめです。
住宅ローンの本審査中&審査後にやってはいけない行為

住宅ローンの本審査中&審査後のNG行為を解説します。
個人信用情報にキズを付けない&返済比率を悪化させない
・家具家電などカードで購入、分割払い
・車をローンで購入
・消費者金融でお金を借りる
個人陣容情報にキズがつき、
借り入れが増えることで返済比率が悪化します。

住宅ローン特約が設定されていても、
悪意(※追加の借金)があって、本審査で否決されると・・・
ローン特約は適用されず、手付解約の恐れがあります。
また、もし売主が履行の着手をしていれば、違約解約になるため、注意が必要です。
退職・転職しない
退職&転職をすると、2度目の在籍確認でバレます。
また連帯債務者(奥さん)のパートアルバイトの退職・転職もNGです。
離婚をしない
離婚をすると、連帯債務での申し込みが破綻するため、注意が必要です。
最悪、手付解約や違約解約になるかもしれません。
親にケンカを売らない
両親がある程度お金を支援、または貸してくれる場合、ケンカになると頭金の当てがなくなります。

家の購入前に両親に相談をするか、ケンカをするなら決済&引渡し後にしましょう。
融資金額の増額再審査に注意
例えば2800万円融資の審査承認が出た後
「やっぱり3000万円がいい」
といった増額申請はおすすめしません
銀行担当者や不動産屋が
「返済比率が悪化するので、やめましょう」と注意後に、
万が一非承認となったら、ローン特約(※)は使えません。
※自己責任によるローンブレイクのため

他銀行の利用か、違約解約(物件の20%払い)となるため、注意しましょう。
※ちなみに融資の減額(2800万円→2600万円)は再審査はありません。
まとめ

<住宅ローンの事前審査前、後にやってはいけないこと>
■事前審査前
- 新たな借入:クレジットカードやローンの申し込み、キャッシングは避ける(CICに影響)
- 転職・退職:収入の安定性が求められるため、転職や退職は控える。
- 支払い遅延:クレジットカードや公共料金などの支払い遅延
- 書類の虚偽記載:収入や勤務先の偽装は発覚しやすい
■事前審査後(本審査まで)
- 新たな借入・大きな買い物:車や高額な家具のローン契約は控える(返済比率に影響)。
- 信用情報の変更:クレジットカードの解約や新規申し込みは避ける。
- 収入状況の変更:転職や休職は本審査で再評価される可能性あり。
- 書類の不備放置:追加書類の提出遅延や不備・遅れや否決につながる。
■共通の注意点
- 支払い遅延や滞納は絶対に避ける。
- 審査期間中は大きな金融行動(借入、解約、転職など)を控える。
- 必要書類は正確かつ迅速に提出する。
シンプルに、信用情報や収入状況を動かさないことが重要です

住宅ローン事前審査前&後や、
本審査後にでやってはいけない行為について
あなたのお役に立てれば幸いです。
コメント