
戸建の水道管の太さって
どう調べるの?
それと、うちは水漏れしているかしら?

了解しました。
今回は水道の引込管や水漏れの調査方法について
解説します。
水道の引込管の口径の調べ方

水道の水引き込み管は、
庭にある「量水器のフタ(水色)」を開けて、
メーターのカバー「給水引き込み管の径」の記載があります。
<主に3種類>
①口径13ミリ:昭和の古家に多い口径
→水栓の数は4個まで
②口径20ミリ:平成時代~現在の新築に多い口径
→水栓の数は13個まで
③口径25ミリ:二世帯住宅の新築に多い口径
→水栓の数は14個以上

水栓の利用場所は
①トイレ1台目
②トイレ2台目
③洗面台1台目
④洗面台2台目
⑤お風呂
⑥キッチン
⑦洗濯機
⑧玄関の手洗い
⑨外水栓(洗車など)
最近の2F建て新築の場合、ざっと9か所も水栓があります。
13ミリは4か所までのため、水圧が弱く、
口径が20ミリないと厳しいといえます。

なるほど
2世帯住宅なら
+5か所は必要だから、
25ミリないと厳しいね!
最近はタンクレストイレが主流です。
13ミリのままタンクレスにすると
①お風呂&キッチン利用中
②誰かがトイレに入る
→流れるが、詰まって故障するかも?

それと2F建てで13ミリで
タンクレスにすると、水圧が弱くなり
故障の原因になるかも?
水道の引込管は交換できる?

古屋付きの土地を購入すると、水道管は13ミリが多いです。
解体更地→新築建築の際、引き込み管は13ミリのままなので
口径20ミリに変更したい場合には、費用発生します。

ちなみに13ミリ→20ミリへの口径変更工事は
20万円以上かかる場合もあります。
水道加盟金とは?
水道加盟金は水道施設の整備・拡張や安定した水の供給を図るための費用です。
※加盟金は入会費のような費用です。水道の代金ではありません。
口径 | 加入金(消費税含む) | 工事申込手数料 |
---|---|---|
13ミリメートル | 55,000円 | 15,000円 |
20ミリメートル | 132,000円 | 15,000円 |
25ミリメートル | 220,000円 | 15,000円 |
30ミリメートル | 440,000円 | 30,000円 |

お住いの自治体によって異なるため
ご自身でご確認ください。
水道の水漏れの確認方法&修理方法は?

水道の水漏れの確認方法は簡単です。
①1年分の水道料金の推移を調べる
水道の検針票に「水漏れの可能性あり」など記載があります。
また、1年分を水道局に連絡して聞いてみましょう。
どのあたりから、水道料金がアップしたのかで
水漏れ時期がわかります。
②パイロットマークで判定
水道メーターのふたを開けると
(4)のパイロットマークが静止しています。
水を流すと、ぐるぐる回るため、
すべての水道を止めても、回る場合は漏水の恐れがあります。
※スイコマチャンネルさんより参照
水漏れの修理方法は?

①水道業者を呼ぶ
ネット広告業者でなく、
市区町村の指定の水道業者さんを呼んで、見積もりをもらいましょう。

水道局の指定業者のため、
法外な請求はないと思われます。
水道管が短ければ、漏水個所を特定しやすいです。
しかし、漏水場所が不明な場合、思い切ってすべて交換するのも
ありかもしれません。
※部分補修の場合は、数万円ですむケースもあり
②DIY
筆者は昔、実家が漏水しているとき、
あちこちシャベルで掘り起こし、
1日かけて、漏水個所を特定しました(汗)

すごい!
どこから漏れていたの?

台所からL字で曲がる角の部分です。
知り合いの水道業者さんに
その部分だけ切断し、
塩ビ管に部分接続してもらいました。
※1万円ほど
業者さんいわく、
「今回は漏水箇所が分かったから安くできた」
「でも場所がわからないと、30万円くらいかかるかも」
つまり、あちこち掘って、埋めてを繰り返すと
それくらいの費用がかかる・・・ということです。
水道管って何年持つの?
水道管の耐用年数が過ぎると
ある日突然、水道管が破裂して、
水道料金が爆上がりする恐れがあります。
材質 | 寿命の目安 | 備考 |
---|---|---|
鉛管(なまり) | 約30年未満 | 現在は新規使用不可。健康被害の懸念あり。 |
鋼管(鉄管) | 約30〜40年 | サビや腐食が進みやすく、古い住宅に多く見られます。 |
ダクタイル鋳鉄管 | 約40〜60年 | 耐久性は高いが、地震などでの破損リスクあり。 |
塩ビ管(VP管) | 約20〜30年 | 安価で軽量。屋外の日光や熱には弱い。 |
ポリエチレン管(PE管) | 約50年以上 | 柔軟性があり、耐震性・耐久性に優れる。新築や更新工事で増加中。 |
ステンレス管 | 約50年以上 | 錆びにくく非常に高耐久だが高コスト。 |

最近の新築戸建はの給水/給湯はポリエチレン管が多いです。
地中の排水管は塩ビ管が多いです。
まとめ

■水道口径は主に3つ
①口径13ミリ:昭和の古家に多い口径
②口径20ミリ:平成時代~現在の新築に多い口径
③口径25ミリ:二世帯住宅の新築に多い口径
■13ミリの既設管の場合20ミリに変更
✅ 合計のイメージ(一般家庭)
項目 | おおよその費用 |
---|---|
加入金 | 6~29万円 |
配管引き込み工事費 | 30~50万円(敷地状況で変動) |
メーター交換 | 1~3万円 |
各種手数料 | 5,000~10,000円 |
止水栓交換(必要なら) | 約3~5万円 |
総額目安 | 約40万~90万円 |
※敷地の距離や道路条件、土質、既設管の状態によっては、さらに高額に
※Yahoo!知恵袋では「20 mmにするとトータルで約40万円」という声もあります
■水道の水漏れの確認方法
水道の蛇口をすべて止めて、パイロットマークで判定
■水道管って何年持つ?
→ポリエチレン管(PE管):約50年以上
→塩ビ管(VP管):約20〜30年

水道の引込管の口径&水漏れについて、
あなたのお役に立てれば幸いです。
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