【厳しい?】JAバンクの住宅ローンの8つのメリット・デメリット解説

住宅ローン

JAバンクの住宅ローンの基準条件を一覧表にしました。

返済期間最長50年
審査金利1.50%
金利タイプ変動/固定
返済比率35%未満
最低年収150万円以上
勤続年数1年以上
派遣社員/契約社員 ×
アルバイト  ×
産休育休 一部対応
諸費用含むローン 
     団信      あり
完済時年齢80歳未満

JA住宅ローンの基本情報

JA住宅ローンの種類と特徴

JAバンクの住宅ローンは「借入金利 0.395%」とかなりお安めです。

また、借り入れ期間が最大50年と融資期間が長く、

審査金利も1.5%をフラット35より低めです。

宅建士:山口
宅建士:山口

JA住宅ローンの審査金利は

フラット35の1.9%より安い!

JA住宅ローンの8つ項目【メリット・デメリット】

JA住宅ローンのメリット・デメリットを項目別に分けて、それぞれ解説します。

農協の安心感について

<メリット>
・独自のサービスが行われている
・親身になる
・農家以外でも預金口座が作れる
・保証協会が独自路線
・頭金20%以上だと保証料が安くなる
・数百円だが、配当金がもらえる

<デメリット>
・家を建てる場所の管轄店舗しか借りられない
・サービス内容が担保によって変わる
・出資金が必要(1万円~3万円)
※脱会時に返金

年収・融資期間について

<メリット>
・最低年収150万円~とハードルが低い
・融資期間は最長50年(条件あり)

<デメリット>
・実際は150万円だと審査がきびしい

金利について

<メリット>
・低金利
・三大疾病保障は0.1%~0.15%の上乗せ
・上限金利あり(店舗によって、なし)
※あるとラッキーに思ってください。

<デメリット>
・地域によって金利に差がある
(年 0.675% ~ 年 2.725%)

保証料について

<メリット>
選べる保証会社は3つあり

①農業信用基金協会(保証委託先)
②協同住宅ローン株式会社
③全国農協保証センター

<デメリット>
保証料計算がわかりづらい

保証料は①一括払い②分割払いの2種類があります。

申込に資格がいる

<メリット>
・正組合員以外でJAバンクを利用する場合、准組合員になる必要

出資金(1口1,000円以上)で、ケースによって5口以上

<デメリット>
・正組合員以外はメリットが少ない
・審査に非常に時間がかかる

団信サービス

<メリット>
・夫婦蓮生疾病団信あり

地方銀行やネットバンクにもない、
JAバンク独自の団信プランです。

これ目当てだけにJAバンクで住宅ローンを組む人もいます。

分割融資(留保金制度)OK!

注文住宅限定のお話です。

一般的な金融機関は「つなぎ融資」でお金を貸すため、①着工②中間③引き渡しとなります。

余計な手続きや金利・手数料など発生するため、面倒です。

宅建士:山口
宅建士:山口

JAバンクは留保金制度あり!

融資金額をJAが預かり、着工や中間時に、お金を貸してくれます。

・つなぎ融資金利が高い無担保ローン的なイメージ
・分割融資は同じ条件で金利で借りれる

工務店さんはJAをおすすめするケースが増えているようですね。

→JA参考資料

お客様
お客様

JAの留保金って便利ね!

最初に総額を融資してくれるなんて、
太っ腹!

JA出資金について

JAのローンを利用するには、JAの組合員(正組合員または准組合員)になる必要があります。

組合員になるためには、JAに対して出資金(出資額)を支払うことが求められる場合があります。

この出資金は、JAの運営資金や事業資金に充てられるもので、

組合員としての「持ち分」を示します。

  • 金額:出資金の金額はJAや地域によって異なりますが、1万円~3万円程度
  • 支払い方法:一括払いまたは分割払い(ローン返済時に上乗せされる場合も)があります。
  • 返還について:出資金はJAを退会する際に原則返還されますが、JAの財務状況や規約によっては全額返還されない場合もあります

おまとめローン

<メリット>
・おまとめローンができる(500万円まで)

<デメリット>
・キャッシングや消費者金融はまとめNG

おまとめ住宅ローン対応を行う場合、

借換対象とする目的型ローン等の加算上限額は、500万円以内とします。

なお、住宅ローンの借入限度額については、目的型ローン等の加算分も含めて借入金額の範囲内とし、加算する目的型ローン等の総額は、住宅部分に対する借入金額の2分の1以下とします。

※他金融機関のマイカーローン、教育ローンなどの借換え

<JAバンクの融資条件

  • JA組合員になる必要あり(出資金1,000円~)
  • 火災共済(保険)加入と質権設定必須
  • 保証機関(全国保証型、基金協会型など)による審査あり
  • おまとめの場合、民事再生法の住宅資金特別条項の対象外となる可能性

JAバンクの住宅ローンの申し込み&審査の流れ

①借り入れ相談(JAの会員になる)
②事前ローン申し込み(原則、3営業日以内で事前審査結果)
③売買契約
④ローン審査お申込み(原則、10営業日以内で審査結果)
⑤ローン契約(金消)
⑥振り込み、引き渡し、抵当権設定
⑦入居

まとめ

<JA住宅ローンがおすすめの人>
・注文住宅を分割融資(留保金制度)で組みたい
・自動車ローンなど住宅ローンにまとめたい人
・共働きで夫婦連帯疾病ありがいい人
・若くて40年~50年ローンを組みたい人
・農協の会員になることに抵抗がない人
・審査金利が低い方がいい人
・火災保険会社にこだわりがない人

<JA住宅ローンがおすすめでない人>
・低金利がいい人
・23区内で都心で生活している人
・車・教育ローンがない人

JAバンクに問い合わせをするとき
「物件がある住所」のJA支店に問い合わせましょう。

※ローンセンター(土日営業)がある場合があります。

宅建士:山口
宅建士:山口

JAバンクの住宅ローンについて、あなたのお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人
riyama

宅地士&FP2級の山口です(リヤマ不動産株式会社の代表)
不動産の売買や相続、住み替えなどで「どうしたらいいの?」と不安になる方の力になりたくて、この仕事をしています。
専門的な内容も、できるだけわかりやすく、丁寧にご説明することを心がけています。不動産に関するお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。地域に根ざし、一人ひとりの気持ちに寄り添うご提案をいたします。

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