申込者に「問題あり」で審査が通らないケース

申込者に「問題あり」で審査が通らないケースを16個紹介します。
①支払いを滞納している
クレジットカード、銀行カードローン、スマートフォン、税金など
クレジットの返済日を遅れた事が度々ある
※Aマーク・Pパークなど
<対象方法>
①遅れている場合は、すぐに返済をする
②しばらく待ってから事前審査をする
※24か月でCICは押し出されます
②健康に問題がある(団信審査)
・高血圧や糖尿病などの持病がある場合
・ガンの手術歴あり
・イボなど除去歴あり
<対象方法>
①ワイド団信ありの金融機関
②フラット35で団信をつけない
③過去7年以内に債務整理をした事がある
過去7年以内に債務整理の履歴がある。
<対象方法>
履歴が消えるまで待つ
■任意整理:整理後5年程度
■個人再生や自己破産:整理後5〜7年程度
④運転免許証番号の最後一桁が4以上の数字
免許証番号の最後の1桁は紛失回数です。

紛失回数が多いと、金融機関は「この人だらしないな・・・」と印象は悪くなります。
ちなみに、4回以上はローンが通りにくいです。
<対象方法>
①紛失した理由が「合理的」かどうか、対面で説明する
※なぜ?紛失回数が多いのか?WEB申し込みは否決されるためNG
②マイナンバーカードで本人証明をする
<具体例>
番号:301912345678
30:東京都で発行。
19:2019年に初回交付。
123456:個人を識別する番号。
7:チェックディジット(計算による検証用)
8:8回目の再交付

へ~
そんなチェック方法があったのね!
⑤キャッシング枠のクレジットカードを5枚以上所持
クレジットカードを複数枚、所有していると
「この人は、いつでもキャッシングを複数できるやばい人」と思われます。

1枚100万円×5枚=500万円の枠があります。
<対象方法>
①不要なカードはすぐに解約しましょう
②解約した証明書や証拠をもって、事前審査を
⑥年齢が45歳を過ぎている(完済年齢)ケース
住宅ローンの完済年齢は80歳未満のケースが多いです。
年数が伸びないと、返済比率が悪化するため、月々の負担が重くなります。
<対象方法>
頭金を10%入れ、毎月の返済負担を軽くしましょう。
⑦勤続年数が短い
会社への勤続年数は最低でも1年以上は欲しい所です。

勤続年数が長いほど評価がアップします。
<対象方法>
勤続年数が短くても審査OKの銀行を選びましょう。
例えば、転職が理由で短い場合、過去の職場の勤続年数を見てくれる場合があります。
⑧勤務先が小規模で社歴が短い
中小企業で、資本金や社歴が短いと、評価が低くなります。
<対象方法>
フラット35・ろうきん・JA・住信SBIあたりをおすすめします。
⑨年収・収入(返済比率)に問題がある
返済比率は=年間の返済額/年収です。
30%を超えるとやや危険、
35%を超えるとかなり危険、となります。
<対象方法>
①奥さん、両親などを連帯保証人にする
②親子リレーローンを組む(フラット35)
③審査金利が甘い銀行で申し込む
④30代前半なら、40年以上でローンを組む
⑩属性(勤務形態・職業)に問題があるケース
自営業(自由業)で確定申告が少ない
<対象方法>
フラット35で住宅ローンを組む
⑪連帯債務で配偶者(妻)に問題があるケース
奥さんを連帯保証にしたが、
属性やCICで問題がありケース
<対象方法>
・親子リレーローンにする
・夫が単身で申し込む
⑫提出書類に虚偽や間違いがある
ローン申込書に記載の時、
数値ミスなど記載ミスや、数値の虚偽があるケース
<対象方法>
申告内容の齟齬&虚偽申告を避ける
⑬ブラックリスト(異動)のケース
CICの履歴を見たら異動が付いていた。
<対象方法>
・異動が消えるまで待機(最大5年)
・ろうきんに相談(難しいかも・・・・)
⑭スーパーホワイト(現金払い、返済実績なし)のケース
スーパーホワイトとは、クレジットカード・ローンなどの借り入れ履歴が一切ない人。
CIC(信用情報機関)にクレヒスが記録されていない人のこと

「昔から現金ですべて支払う!」
「クレジットカードは信頼できない!」
といった人がスーパーホワイトです。
※スマホも水道光熱費もすべて口座落とし
スーパーブラックが異動、スーパーホワイトだと逆に清廉潔白すぎて、怪しい・・・
と思われるようです。
<対象方法>
クレジットカードが嫌いだから使わない
といえば問題ないです。
⑮産休中の前後のケース
育休中の住宅ローン審査では
「育休・育休前後の年収」が評価になりやすいです。
ペアローンで組む場合、評価が下がる金融機関があります。
<対象方法>
産休・育休中でも審査をしてくれる金融機関がベスト
⑯住居年数が1年未満
アパートなど賃貸の居住年数が1年未満だと、
属性評価が低くなります。
<対象方法>
ありません。
1年近い人は、1年過ぎてから申し込むといいかもしれません。
物件の担保評価が低く、審査が通らないケース

物件に問題ありで住宅ローン審査に通らないケースを3つ紹介します。
①土地の担保評価が低い
市街化調整区域、特に地方の場合、将来性がない土地をされています。
<対象方法>
金融機関の担保評価が低いため、市街化区域に切り替えるなど、工夫が必要です。
②建物の担保評価が低い
新築や築浅の戸建て・マンションは担保評価が高いです。
<対象方法>
築年数が22年を過ぎると、
戸建ての法定耐用年数が切れるため、担保評価が0に等しくなります。
③既存不適格物件
既存不適格物件とは、現行の建築基準法や関連法規に適合しないが、
建築当時は合法だった建物のことです。
■定義:建築された当時の法令には適合していたが、
現在の建築基準法(耐震基準、防火基準、用途地域など)に適合しない物件。 例:
- 1981年以前の旧耐震基準で建てられた建物。
- 用途地域の変更で現在の規制に合わない建物(例:住宅地に建つ店舗)。
■特徴:
- 建て替えや増改築時に現行基準への適合が求められる。
- 住宅ローン(例:フラット35)の審査が厳しくなる場合がある。
- 売買時に価格が低くなる傾向がある。
住宅ローン審査に落ちた場合の対処法は?

万が一、住宅ローン審査に落ちた場合、
どうすればいいのか?対処法を解説します。
①原因を解明する
金融機関にローンが落ちた理由を聞いても、
「総合的な判断で・・・」とお茶を濁されます。

不動産営業経由で申し込むと、
少しだけ「落ちた理由」を匂わせてくれる可能性が高いです。
落ちた後にCICを調べても意味がないため、
申し込む前に確認してから勝負にでましょう。
②他の金融機関に
ネットバンクや地銀などの住宅ローン審査に落ちてしまったら、
フラット35・ろうきんなど、
個人信用情報に問題が多少あっても目をつぶってくれる金融機関に申し込みをしましょう。

返済比率や、個人信用情報に問題ありならフラット35がおすすめ!
③不動産屋の営業マンにアドバイスを求める
「6か月以上の期間を空けてから申し込む」
「他の金融機関に打診をする」
など担当営業マンにアドバイスを求めましょう
まとめ

①支払いを滞納している
②健康に問題がある(団信審査)
③過去7年以内に債務整理をした事がある
④運転免許証番号の最後一桁が4以上の数字
⑤キャッシング枠のクレジットカードを5枚以上所持
⑥年齢が45歳を過ぎている(完済年齢)ケース
⑦勤続年数が短い
⑧勤務先が小規模で社歴が短い
⑨年収・収入(返済比率)に問題がある
⑩属性(勤務形態・職業)に問題があるケース
⑪連帯債務で配偶者(妻)に問題があるケース
⑫提出書類に虚偽や間違いがある
⑬ブラックリスト(異動)のケース
⑭スーパーホワイト(現金払い、返済実績なし)のケース
⑮産休中の前後のケース
⑯住居年数が1年未満

住宅ローン審査が通らない原因を16ケースご紹介しました。
あなたのお役に立てれば幸いです。
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