
購入予定の物件が決まっていないけど、事前審査って出せるの?!

可能です。
ですが、あまり意味がありません。
今回は「物件が未定だが、住宅ローンの審査に出す意味がない」点について解説します。
住宅ローンの事前審査は申し込んでいい?

住宅ローンの事前審査は購入物件が決まっていなくても「可能」です。
例えば、3000万円くらいの住宅を購入予定なら「似ている物件」の資料を元に、金融機関に提出します。

結果は1日~5日程度で分かります。
「自分がいくら買えるか?」ジャッジする基準になります。
①申込のタイミングは?
①物件が決まる前に申し込み
②物件が決定後に申し込み
③物件が他に取られた後に申し込み
以上,3つが事前審査申込のタイミングです。

③は物件が決まったのに、他に取られて流れてしまった、場合
違う物件を内覧し、再審査となります※
※銀行によっては、
物件はそのままで本審査で物件審査が可能
物件がないのに事前審査は意味がない?

結論、物件が決まっていない状態での「事前審査は無意味」です。
以下、理由です。
①いくらまで借りられるか?事前に分かるから
「いくら借りられるか?物件を申しこまないとわからない」
合理的に思えますが、危険です。

ローンの借入額は「物件の評価・年収・他社借り入れ状況・職業など」で決まり、
ざっくりですがいくらまで借りられるかわかります。
不動産営業マンはローンアドバイスもしてくれますし、
融資金額だけでなく、あなたにピッタリの金融機関を進めてくれるはずです。
②個人信用情報にキズがつく恐れあり
CICなどチェックで個人信用情報のキズを知らずに申込をすると、否決される可能性があります。
※きれいな状態なら問題ありません。

「なぜ落ちた?」とCICを後で調べても・・・後の祭り。
個人信用情報のクレジットヒストリーが綺麗なら問題ありません。
税金滞納があったり、他社からの借り入れが多いなど、
何かしら問題があるケースが多いです。
それを誰にも相談せず、無策で事前審査しても意味がありません。
※営業マンに相談すれば、事前審査で承認されたかも?しれません
事前審査のタイミングは物件が決まってから

住宅ローンの事前審査の最適タイミングは「物件が決まってから」です。
とはいえ、
途中でライバルに取られてしまった場合は、他物件で再審査が必要と、やや面倒。
<順番>
①CICで個人信用情報を自分で調べる(連帯なら配偶者も)
②問題あり/なし問わず「不動産屋」に相談
③ローン相談を受ける(資金計画)
④物件を探す
⑤事前審査申込(フラット35は本審査)
⑥売買契約
⑦本審査
以上がおすすめの方法です。
事前審査後に、他人に取られてしまったら?

「物件が気に入って、事前審査出したのに・・・他の人に取られた」
中古・新築物件問わず、よくあることです。
その場合は、面倒ですが、他の物件を探し、再審査するしかありません。
営業マンはローンアドバイスできる?

不動産営業マンは基本、ある程度住宅ローンアドバイスができるはずです。
しかし、中には知識レベルがイマイチな人もいます。

筆者が注文住宅を建築するとき、7社ほど工務店・ハウスメーカーを回りましたが、
田舎のせい?か、ほとんどの営業マンが上手く説明できませんでした(汗)
また、実際に契約した工務店の営業マンも、
人はいいのですが、住宅ローンの知識は少し乏しい・・・
<注意する営業マンの特徴>
・とりあえず事前審査しましょう
・一括で銀行に審査依頼ができるソフトをつかいましょう
といきなり進めてきたら注意です。
CICなど個人信用情報や本人からヒアリングせず、
あちこち審査依頼をするのは自〇行為です。
※あなたの属性が高く、クレジットヒストリーが綺麗なら問題なし

例えば、
「スマホの滞納でAが2回表示されています」
「自動車ローンがあと200万円あります」
など、身に覚えがありましたら、事前審査前に営業マンに相談しましょう。
まとめ

物件が決まる前に事前審査は可能
いくら借りられるか?事前にわかる
CICにキズがある状態で審査はNG
ライバルに物件を取られたら、再度申し込み
営業マンのローンアドバイス力を確認する
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