「あの日、家族がバラバラになった。」
私が不動産の仕事を始めたのは、ビジネスのためだけではありません。
正直に言うと——祖父の死が、すべてのきっかけでした。
祖父は、生前とても穏やかな人でした。
家族を大切にして、孫の私にもよく笑いかけてくれた、そんな人でした。
ところが、祖父が亡くなってから3ヶ月後。
我が家は、それまでとはまったく別の空気に包まれていきました。
遺産をめぐる話し合いが、うまくいかなかったのです。
不動産の扱いは難しい
問題の中心にあったのは、祖父が残した不動産でした。
土地と家・アパートなど・・・
祖父にとっては、家族のために一生懸命働いて手に入れた、かけがえのない財産でした。
でも、相続という局面では、
その不動産が 「誰がどう受け取るか」をめぐる争いの火種になってしまいました。
伯父たちが言い争うのを、孫だった私は黙って聞いていました。
長年仲の良かった兄弟が、結果的に「あの人」呼ばわり。
集まるはずだったお正月に、お墓参りにもこなかったあの年・・・
祖父が大切にしていた「家族」が、 祖父の財産によって壊れていくのを、ただ見ていることしかできませんでした。
悪の元凶は「なんとかなる?」
後になって気づいたことがあります。
祖父はきっと、何も考えていなかったわけではない。
「子どもたちがうまくやってくれるだろう」
「うちには悪い子はいないよ」
と、信じていただけだったのだと思います。
でも現実は、何も決めていなかったことが、いちばんの問題でした。
不動産を早めに整理しておくか。
誰に引き継ぐか、話し合っておくか。 売るという選択肢を、元気なうちに検討しておくか。
もし祖父が生きているうちに、誰かが一緒に考えてあげていたら——
あの争いは、起きなかったかもしれない。 家族は、今でも笑顔で集まれていたかもしれない。
その後悔が、私をこの仕事に向かわせました。
不動産の現場に立って、改めて感じたこと
不動産の仕事を始めてから、実際に売却や相続の相談を受けるようになり、祖父のときに感じたことが、決して我が家だけの問題ではないと知りました。
相続した実家をどうするか決められない方、空き家になったまま何年も経ってしまった方、兄弟で意見がまとまらない方。
「もっと早く相談しておけばよかった」と話される方も少なくありません。
一方で、相談したからといって、必ず売却する必要があるわけでもありません。
不動産会社として大切なのは、売却を急かすことではなく、現在の不動産の価値や問題点、売却した場合の費用や選択肢を整理し、ご本人やご家族が判断できる状態にすることだと考えています。
祖父の相続を経験した私だからこそ、売主様の「まだ決められない」という気持ちも大切にしたいと思っています。
相続トラブルはよく聞きます
不動産の売却や相続の相談をしていると、 似たような話を、本当にたくさん聞きます。
「兄弟で揉めて、もう口をきいていない」
「親が元気なうちに話し合っておけばよかった」
「売るつもりはなかったけど、放置したままにしていた」
「放置したら、共有持ち分が10人になった」
「あいつは、兄弟いや、人間じゃない」
あなたのご家族に、同じ思いをさせたくない。
それが、私がこの仕事を続けている理由です。
あなたの家族が、どうあってほしいか
私は、査定金額よりも根拠を元に算出しますが、
先に 「あなたの家族が、どうあってほしいか」 を聞くようにしています。
売ることがすべて正解とは限りません。
今すぐ動く必要がないこともあります。
ただ、「知っておくこと」「話し合っておくこと」 だけで、
未来が大きく変わることがある——
それを、祖父の一件で学びました。
まずは、気軽に話しかけてください。
売ると決めていなくても、まだ迷っていても、 それでいいんです。
あなたのお話を、聞かせてください。

リヤマ不動産代表 山口力男
不動産売却の現場で、同じ問題を何度も見てきました
不動産の仕事を始めてから、相続した実家、空き家、土地、古い家など、さまざまな不動産の売却相談に携わってきました。
そこで感じたのは、不動産の問題は「価格」だけでは解決できないケースが多いということです。
相続人が複数いる、遠方に住んでいる、建物が古い、残置物が残っている、境界がはっきりしない、共有名義になっている――。
一見すると「家を売れば解決する」ように見えても、実際には家族関係や相続、税金、測量、解体など、さまざまな問題が関係しています。
だから私は、査定額だけを提示するのではなく、
「なぜこの価格なのか」「売る以外にどんな選択肢があるのか」まで説明することを大切にしています。
これは、祖父の相続を経験した私自身が、不動産を「単なる商品」ではなく、家族の人生に関わる財産だと考えているからです。
群馬県の不動産売却・相続相談に携わってきました
私は群馬県伊勢崎市を拠点に、不動産売却・空き家・相続不動産などの相談に対応しています。
これまで累計300件以上の売却相談に携わってきました。
※査定依頼、売却相談、相続不動産に関する相談等を含みます。
相談内容は、単純な「家を売りたい」というものだけではありません。
- 相続した実家をどうすればいいかわからない
- 空き家を長期間放置している
- 古い家なので売れるか不安
- 土地の境界がよくわからない
- 共有名義の不動産を整理したい
- 仲介と買取のどちらがよいかわからない
- まず現在の不動産価格だけ知りたい
など、売却前の段階からご相談いただくケースもあります。
そのため、私は「売ること」を前提に話を進めるのではなく、売却・保有・相続人間での整理など、状況に応じた選択肢を一緒に整理することを心がけています。


リヤマ不動産が大切にしていること

リヤマ不動産が不動産売却の相談で大切にしているのは、「売ること」そのものではなく、売主様が納得できる選択肢を整理することです。
不動産は、単なる資産ではありません。
相続した実家、家族が長年暮らした家、親から受け継いだ土地など、その不動産には家族の事情や思いが関係しています。
そのため、査定価格だけを見て売却を決めるのではなく、
①なぜ売却を考えているのか
②誰が不動産を所有しているのか
③現在どのような問題があるのか
④売却した場合にいくらくらいになるのか
⑤売却以外にどのような選択肢があるのか
を整理したうえで判断することが重要だと考えています。
私自身、祖父の相続をきっかけに、不動産が家族関係にも大きな影響を与えることを経験しました。
だからこそ、「とにかく売りましょう」ではなく、
「本当に売る必要があるのか」から一緒に考える不動産会社でありたいと考えています。

まずは、相談することが売却への第一歩です。
リヤマ不動産へお気軽にお問合せください。
