墓地が隣の土地は売れない?!

相続した土地がお墓の隣なの・・・
売るのは難しいかな?
「お墓が近い土地って売れるのか…?」
この不安を抱えたまま、売却を後回しにしていませんか。

結論から言うと、お墓の近くの土地でも売却は可能です。
ただし、通常の物件と同じ戦略では売れにくく、価格設定と売り方を間違えると長期化・値崩れのリスクが高いのが実情です。
この記事では、不動産売却の現場経験をもとに、
- お墓近くの土地の価格への影響
- 売れない原因と対策
- 実際の売却体験談(3事例)
- 短で売るための具体戦略
を解説します。
「この記事を読み終える頃には、あなたの土地を『誰に』『いくらで』売ればいいかの正解が見えています」
お墓の近くの土地はなぜ売れにくいのか
まず前提として、「売れない」のではなく“買い手が限定される物件”です。
主な理由は以下の通りです。
① 心理的な抵抗感がある
購入希望者の多くは、
- 縁起を気にする
- 夜間の雰囲気が不安
といった心理的要因で敬遠します。
これは事故物件のような法的な心理的瑕疵ではありませんが、
実務上は“準心理的要因”として価格に影響します。
② 購入ターゲットが狭まる
ファミリー層は少し避ける傾向があり、結果として
- 投資家
- 価格重視の購入者
にターゲットが絞られます。
③ 周辺環境のイメージが影響
お墓自体よりも、
- 周辺の暗さ
- 人通りの少なさ
- 夜のどんよりした雰囲気
などがネックになるケースも多いです。
実際どれくらい価格は下がるのか?
結論:相場より5%〜30%程度の下落が目安です。
ただし以下で大きく変動します。
- 距離(隣接か、数十メートル離れているか)
- 視認性(見えるか見えないか)
- エリア需要(都市部か地方か)
※価格への影響の考え方については
国土交通省の不動産取引指針でも「周辺環境要因が価格形成に影響する」と明記されています

お墓がすぐ隣なのか、ちょっと歩いたところにあるのか?
で価格が大きく異なります。
お墓が近い土地売れない典型パターン
現場で多い「売れない原因」は以下です。
① 相場通りで出している
→ 確実に売れ残ります
例:980万円の相場を980万円で売り出す
② ネガティブ情報をぼかす
→ 内見でバレて信用低下
心理的瑕疵ではありませんが、引き渡し後クレームにつながります。
③ ターゲット設定が曖昧
→ 誰にも刺さらない
お墓近くの土地のメリット
お墓近くの土地(または物件)には、一般的に敬遠されやすいイメージがありますが、意外と実用的なメリットが多いです。
1. 静かで落ち着いた住環境
- 墓地周辺は人の行き来や交通量が少なく、日中・夜間ともに騒音が少ないのが特徴です。
- 都会の喧騒を避け、ゆったりとした生活を望む人(在宅ワークが多い方や高齢者世帯など)に向いています。
- 自然が多く、緑豊かで景色が開けているケースも多いです。
2. 日当たり・風通しが良好で変わりにくい
- 墓地は低層で広い敷地が多く、高層マンションやビルが建つ可能性が極めて低いです。
- そのため、窓からの日当たりや風通しが長期間確保されやすく、室内が明るく湿気がこもりにくい(カビ対策にもつながる)メリットがあります。
- 将来的に周辺環境が大きく変わりにくい安定感もあります。
3. 地盤が安定している可能性が高い
- お墓は長年(何十年・何百年)同じ場所にあり、地震や不同沈下に強い地盤を選んで作られる傾向があります(あくまでも傾向です)
- 高台やしっかりした土地に位置することが多く、自然災害リスクが相対的に低いと判断されるケースがあります。
- 家を建てる際の地盤改良費用が抑えられる可能性もあります。

特に「静かな環境を重視する」「災害に強い土地がいい」「コストを抑えたい」という人にとって魅力的です。
実際、墓地近くの物件を「狙い目」とする人も一部存在します。
【体験談】お墓の近くの土地を売却3つの口コミ

【体験談①】相場価格で2年売れず→価格調整で成約
群馬県内の案件です。
- 墓地まで約20m
- 視認あり
- 当初:相場通りで売出し
→ 約2年間反響ほぼなし
その後、
- 価格を約20%下げ
- 「静かな環境」を強調
結果:3ヶ月で成約
👉 ポイント
「弱点を消す」のではなく「受け入れる層に刺す」

墓地の近くの土地で、相場どおりで売って、売れるほど、
不動産売却は甘くないです。
【体験談②】買取に切り替えて即現金化
- 地方エリア
- 墓地隣接
- 空き家付き
仲介では半年動かず→ 不動産会社の買取へ切替
結果:1か月弱で現金化
👉 ポイント
「売れない=価格ではなく出口戦略の問題」
【体験談③】ターゲット変更(外国人)で売却成功
- 郊外住宅地
- 墓地は見えないが近い
- 空き家
ファミリー向けで売れず
→ ターゲットを投資家、その他で再提案
→ 価格も調整
結果:安くてもいいから住みたい外国人と成約
※「お墓を『緑の多い公園』のように捉える文化圏の方」
👉 ポイント
ターゲットを変えるだけで市場が変わる
売却を成功させる5つの戦略
① 最初から価格を現実ラインに設定
→ 「あとで下げる」は機会損失

当社も、後で下げる戦略の経験がありますが、
ほとんどうまくいきません。
特に群馬県の土地は動きづらいため、
相場通り、それ以下でないと、なかなか厳しいといえます。
② ターゲットを明確にする
- 投資家
- 価格重視層(外国人、迷信など気にしない)
③ デメリットは正直に開示
→ 信頼性UP・内見キャンセル減少
④ 見せ方を変える
- 「静かな環境」
- 「日当たり・開放感」
- 「地震に強い」
⑤ 買取も選択肢に入れる
→ 長期化リスク回避
よくある質問Q&A

- Qお墓の近くは、法的な心理的瑕疵には該当しますか?
- A
結論:基本的に告知義務はありません
心理的瑕疵の考え方については
→参照:国土交通省のガイドライン参照

とはいえ、重要事項説明書の容認事項に
対象不動産の北側約5mに墓地および寺院(または神社)がございます。祭事の際には人の出入り(により、騒音等)が生じる場合があります。
と記載が必要です。
- Qお墓の目の前の土地だと値下げは必須ですか?
- A
多くの場合必要です(5〜30%目安)
相場通りでの売却は厳しいです。
まとめ|“売れない土地”ではなく“売り方が難しい土地”

お墓が隣の土地の売却ポイント
- 売れる? → 売れます。ただし買い手が限定される「売り方が難しい土地」です。
- 価格影響 → 相場より5〜30%程度安くなるケースが多い(距離・視認性・エリアによる)。
- 売れにくい主な原因 → 心理的抵抗感+ターゲット層の狭さ。
- 意外なメリット → 静か、日当たりが変わりにくい、地盤が安定しやすい。
- 成功の鍵:
- 最初から現実価格で出す
- デメリットを正直に伝えつつ、メリット(静か・安定)を強調
- ターゲットを投資家・価格重視層・外国人などに絞る
- 必要に応じて買取も検討
おすすめの対応:
不安なまま放置せず、まずは専門の不動産会社に無料査定を依頼し、お墓の影響を考慮した現実的な売却プランを立てることをおすすめします。
特に群馬県などの地方では、相場通りでの売却はかなり厳しい傾向があります。

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