カチタスとアルバリンクどっちに売る?!
カチタスとアルバリンクの違いは、どちらが上かではなく、得意とする物件タイプにあります。

地方の住める築古戸建てならカチタス、
事故物件・共有持分・再建築不可・借地・底地・土地のみならアルバリンクを先に検討します。
判断が分かれる相続空き家は両社に無料査定を出し、手取りと引渡し条件を比較しましょう。
急がず高値を目指すなら仲介も選択肢です。
- 住める地方の戸建て → カチタス
- 訳あり・他社に断られた不動産 → アルバリンク
- 高く売りたい・急がない → 仲介
【比較】カチタスとアルバリンクの違い
違いは、カチタスが中古住宅をリフォームして一般の購入者に販売するのに対し、
アルバリンクは一般市場では売却しにくい不動産も買い取り、投資家などに再流通させていることです。
| 比較項目 | カチタス | アルバリンク |
|---|---|---|
| 主な対象 | 地方・郊外の中古戸建て | 空き家・訳あり不動産・土地 |
| 得意分野 | リフォームして再販できる戸建て | 事故物件・共有持分・再建築不可など |
| 苦手になりやすい物件 | 土地のみ、住宅として再生しにくい物件 | 個別の採算や権利関係によっては買取できない物件 |
| 再販先 | リフォーム済み住宅を購入する一般消費者 | 投資家など |
| 査定方法 | 担当者が現地を訪問して調査 | Webや電話で相談し、物件情報をもとに査定 |
| 現金化までの期間 | 公式案内では最短3週間 | 公式LPでは最短2週間と案内。 物件条件による |
| 残置物 | 片付け前でも相談可能 | 残置物がある状態でも相談可能 |
| 会社の特徴 | 東証プライム上場 ・全国130店舗以上 | 東証グロース上場 ・全国の物件に対応 |
※2026年10月23日時点の各社公式情報をもとに整理。査定価格や買取可否、決済日を保証するものではありません。
どちらも不動産を直接買い取る会社ですが、買い取った後の再販方法が異なるため、同じ物件でも査定結果が分かれる可能性があります。
会社の知名度や規模だけでは、あなたの家にとって有利な売却先を決められません。
あなたの家はどっち?物件タイプ別の選び方
物件の状態と権利関係によって、先に査定を依頼する会社は変わります。
まだ住める地方の戸建てならカチタス
地方や郊外にある、リフォームすれば再び人が住める戸建ては、カチタスを先に検討しましょう。
例えば、築30~50年程度の住宅でも、建物の状態や立地によってはリフォーム後に一般の購入者へ販売できる可能性があります。

駐車場が2台以上確保でき、雨漏りやシロアリ被害が深刻でなく、住宅として再生できるなら相談する価値があります。
カチタスは中古住宅の買取・リフォーム・再販を主力事業としています。2026年7月27日発行のリフォーム産業新聞「買取再販年間販売戸数ランキング2026」では、年間6,422戸で13年連続1位となりました。
ただし、販売実績が多いことと、すべての物件を高く買い取れることは別です。
高額物件や土地のみの案件など、公式にも査定対象外となる場合が案内されています。
事故物件ならアルバリンクを先に検討
事故物件は、事故物件の買取を専門分野として公表しているアルバリンクを先に検討しましょう。
自殺・殺人・孤立死などがあった住宅は、一般の購入者が購入をためらい、通常の売却方法では買い手が見つからない場合があります。アルバリンクは事故物件の買取事業を公式サイトで案内しています。
ただし、カチタスについても公式FAQでは、事故があった住宅の相談を受け付けるとしています。
したがって、事故物件だからカチタスは必ず断るとは限りません。
事故の内容、発生時期、建物の状態、地域の需要などによって査定が変わるため、確実に買取可能とは言い切れません。
事故に関する事実は隠さずに伝え、売却時に必要となる告知の範囲も契約前に確認しましょう。
共有持分・借地・底地ならアルバリンク
共有持分や借地・底地など、権利関係が複雑な不動産はアルバリンクを先に検討しましょう。
例えば、兄弟で実家を共有しているものの、一部の共有者が売却に反対しているケースでは、通常の不動産売却が難しくなることがあります。

アルバリンクは共有持分や借地・底地を公式の相談対象として案内しています。共有持分については、不動産全体ではなく、自分が所有する持分のみの買取を相談できる場合もあります。
一方、通常の中古住宅のリフォーム再販を主力とするカチタスでは、複雑な権利関係のある物件は、一般の戸建てと同じようには査定できない可能性があります。
共有者全員の同意が必要な売却なのか、自分の持分だけを売却したいのかを整理して相談しましょう。なお、共有持分のリースバックを希望する場合は、それを専門的に扱う別の事業者も比較対象になります。
再建築不可・接道なしならアルバリンク
再建築不可や接道に問題がある住宅は、アルバリンクを先に検討しましょう。
建築基準法上の接道義務を満たしていないなどの理由で建て替えができない住宅は、購入できる人や活用方法が限られます。通常の住宅として再販売しにくいため、一般的な中古戸建てとは違う視点で売却先を探す必要があります。
アルバリンクは、再建築不可物件の買取事業を公開しています。他社で取り扱いが難しいと言われた物件についても、相談先の候補になります。
ただし、再建築不可だから必ず買い取ってもらえるわけではありません。接道状況、土地の形、建物の状態、権利関係などを確認したうえで、買取可否や査定額が決まります。
土地だけ・農地・旗竿地・駐車場のない家ならアルバリンクにも相談
建物がない土地や、一般的な戸建てとして売りにくい敷地は、アルバリンクにも相談しましょう。
カチタスの査定フォームでは、土地のみの売却は取り扱っていないと案内されています。

群馬県のカチタスでは、採算があえば、土地の買い取りをするケースもあります。
※担当者よりヒアリング済
一方、アルバリンクは土地の買取相談を公開しています。
旗竿地や不整形地、駐車場のない住宅も、道路への接し方、周辺の需要、土地の利用方法によって評価が変わります。
これらの条件だけで売却先を断定することはできませんが、一般的な住宅の再販が難しい場合には、訳あり不動産の買取を扱う会社へ相談する意味があります。
なお、農地については別の注意が必要です。
農地を売却する場合、農地法上の許可などが必要になることがあります。アルバリンクが土地の相談を受け付けているからといって、農地が必ず買い取られるわけではありません。

雨漏り・シロアリ・欠陥・ゴミ屋敷ならアルバリンク寄り
建物の傷みが深刻な場合やゴミ屋敷状態の場合は、アルバリンクにも早めに相談しましょう。
雨漏り、シロアリ被害、基礎のひび割れ、建物の傾きなどがあると、修繕費用や再販後のリスクを考慮した査定になります。アルバリンクは、こうした物理的な問題がある不動産も相談対象として案内しています。
一方で、カチタスも築年数が古い住宅や不具合のある住宅について相談を受け付けています。被害があるという理由だけで、一方の会社には売れないと決めつける必要はありません。
ゴミ屋敷や大量の残置物がある場合も、事前にすべて片付ける必要があるとは限りません。ただし、処分費用や建物の状態が査定価格・契約条件に反映される可能性があります。被害の範囲が分からなくても、まずは状況を正直に伝えてください。

リヤマ不動産でも、雨漏れ、シロアリ被害などあっても、取り扱いできるケースがあります。
相続した空き家で、残置物があるだけなら両方
相続した空き家に家財が残っているだけなら、カチタスとアルバリンクの両方に査定を依頼しましょう。
家財道具や生活用品が残っていても、両社ともそのままの状態で相談できると案内しています。残置物があることだけを理由に、売却前に急いですべてを処分する必要はありません。
例えば、築年数は古くても建物がまだ使え、権利関係や事故の問題もなければ、カチタスのリフォーム再販に適する可能性があります。
一方、老朽化が進んでいたり、立地や敷地条件に問題があったりする場合には、アルバリンクの査定が比較材料になります。
相続した直後で建物の状態が分からない場合は、片方に決めるより、同じ資料を両社へ出して条件を比較するほうが判断しやすくなります。
マンションはどちらも本命にしない
都市部の一般的な分譲マンションを高く売りたい場合は、マンション買取を扱う会社や仲介を先に比較しましょう。
カチタスは中古戸建ての買取再販を主力とし、アルバリンクは空き家や流通性の低い不動産に力を入れています。
どちらもマンションについて相談できる可能性はありますが、通常のマンションを最高値で買い取ることを前提とした会社選びには向いていません。
築浅で立地がよいマンションなど、一般の購入者からの需要が見込める物件では、仲介で売った場合の手取りも比較対象に加えましょう。
売却先の分岐はどこ?!
- 住める、駐車場あり、地方の戸建て → カチタス
- 事故、共有持分、再建築不可、底地、土地のみ → アルバリンクを先に検討
- 他社にすでに断られた → アルバリンクにも相談
- 相続しただけで、状態は普通 → 両社に査定
- 築浅・好立地で、売却を急がない → 仲介も比較
いずれも最初の相談先を決めるための目安です。実際に買い取れるかどうかは、個別の物件調査で確認してください。
あなたの不動産、どこに相談する?
物件の種類や現在の状況を選んで、売却相談先の候補を比較しましょう。
STEP 1 売却したい不動産は?
STEP 2 物件の状況を選択(複数選択可)
STEP 3 駐車場は何台分ありますか?
STEP 4 物件の所在地
あなたの物件の相談先候補
選択した条件に応じて、相談先の候補を表示します。
アルバリンク
空き家や一般的な売却が難しい不動産などについて、買取の可否を相談する候補です。物件ごとの条件や対応エリアの確認が必要です。
今回の物件で確認したいこと
リヤマ不動産
群馬県内の土地・戸建て・空き家・相続不動産・収益物件などの売却相談先です。仲介による売却も含め、物件の状況に応じた売り方を比較したい方に向いています。
今回の物件で確認したいこと
LINEで相談:リヤマ不動産公式LINE
この診断は売却相談先を比較するための目安です。各社の買取可否、査定価格、対応エリアを保証するものではありません。実際の取扱いは物件ごとに異なります。複数社に相談し、買取価格だけでなく仲介による売却価格や諸費用も比較することをおすすめします。
なぜ得意な家が違うのか
カチタスは住宅を直して住む人に販売し、アルバリンクは一般市場で流通しにくい不動産も買い取り、投資家などに再流通させる事業を展開しているからです。
カチタスはリフォームして再販売する
カチタスの主な流れは、住宅を買い取り、リフォームを企画・実施し、一般の購入者へ販売するというものです。
この仕組みでは、買い取った後に必要となるリフォーム費用、販売活動の費用、売れ残るリスクなどを考慮して買取価格を決めることになります。
リフォーム後に住宅として再販売できる見込みがあるかどうかが重要です。
そのため、建物が古くても住宅として再生できる戸建ては相談対象になり得ます。一方、土地だけの物件や建て替えが難しい物件、権利関係が複雑な物件などは、通常の住宅とは違う検討が必要になります。
アルバリンクは一般市場で売りにくい不動産も扱う
アルバリンクは空き家や訳あり不動産を買い取り、必要なリフォームや権利調整などを行い、投資家などへ再流通させる事業を公開しています。
一般の購入者には売りにくい事故物件、再建築不可物件、共有持分、借地・底地なども相談対象です。
通常の住宅としての販売だけではなく、物件ごとの活用方法や権利関係も考慮して売却方法を検討します。
ただし、問題のある物件なら何でも買い取れるわけではありません。採算が合わない場合や、権利関係などの問題を解決できない場合には、買取が難しいこともあります。
大手だから必ず高く買い取る、とは限らない
カチタスは中古住宅の買取再販で大きな販売実績がありますが、それだけで事故物件や土地のみの案件も高く買い取れるとは限りません。
反対に、アルバリンクが訳あり不動産を専門としていても、一般の購入者に人気のある築浅住宅で、必ずカチタスより高い価格を提示するわけではありません。
判断基準は会社の規模ではなく、その不動産をどのように活用し、どのような買い手に再販売できるかです。
会社概要・実績・エリアの比較
規模ではカチタス、訳あり不動産の専門性ではアルバリンクという違いがあります。
2026年10月20日時点で確認できる公式情報を整理すると、次のとおりです。
| 比較項目 | カチタス | アルバリンク |
|---|---|---|
| 会社名 | 株式会社カチタス | 株式会社AlbaLink |
| 設立 | 1978年9月1日 | 2011年1月 |
| 本社 | 群馬県桐生市美原町4番2号 | 東京都江東区木場二丁目17番16号 |
| 代表者 | 新井健資 | 河田憲二 |
| 上場市場 | 東証プライム | 東証グロース |
| 証券コード | 8919 | 5537 |
| 宅建業免許 | 国土交通大臣(7)第5475号 | 国土交通大臣(1)第10112号 |
| 拠点・エリア | 全国130店舗以上 | 公式支店一覧に掲載の23支店を確認。47都道府県で相談対応 |
| 主な事業 | 中古住宅の買取・リフォーム・再販 | 空き家・訳あり不動産の買取・再販 |
| 公開実績 | 2026年ランキングで年間6,422戸、13年連続1位 | 2025年12月時点で累計買取4,500件以上、年間相談約2万件 |
| 情報確認日 | 2026年10月20日 | 2026年10月20日 |
※設立年月や実績の集計期間・定義が異なるため、数字だけを並べて会社の優劣を判断するものではありません。
アルバリンクの支店数は、公式支店一覧の掲載内容を2026年10月に確認して集計しています。公式の事業紹介には2026年1月時点で22拠点との記載もあるため、ページごとの更新時期には注意が必要です。
会社情報の出典:カチタス公式・会社概要/カチタス公式・2026年ランキング/アルバリンク公式・会社概要/アルバリンク公式・事業紹介と実績
カチタスの実績は中古戸建ての買取再販が中心
カチタスは、2026年7月27日発行のリフォーム産業新聞「買取再販年間販売戸数ランキング2026」で年間6,422戸を販売し、13年連続1位となりました。
同発表では、グループ会社のリプライスは1,958戸、カチタスとリプライスのグループ合計は8,380戸です。
カチタス単体の実績とグループ合計を分けて確認することが大切です。
この数字は中古住宅の買取再販における販売実績であり、土地のみや事故物件など、特定の条件の不動産を必ず買い取ることを示すものではありません。
アルバリンクは訳あり不動産の相談範囲を公開している
アルバリンクは、空き家、事故物件、共有持分、再建築不可、借地・底地、土地などを公式サイトで相談対象として案内しています。
同社の事業紹介には、2025年12月時点の累計買取件数4,500件以上、年間相談件数約20,000件などの実績が掲載されています。
ただし、相談件数と買取件数は異なります。相談を受け付けていることと、査定価格が付くこと、実際に契約できることも別です。査定依頼の時点で、対象となる物件の状態や権利関係を具体的に伝えましょう。
買取できる物件・できない物件
最も大きな違いは、各社が得意としている買取対象です。
以下は公式サイトの取扱案内や事業内容をもとにした初期判断の目安です。
- ◎:公式に主な取扱対象として案内
- ○:相談対象として案内、または相談する価値がある
- △:個別条件による。事前確認が必要
- ×:公式フォームなどで原則対象外と案内
| 物件タイプ | カチタス | アルバリンク |
|---|---|---|
| 地方の築古戸建て(住める) | ◎ | ○ |
| 相続空き家・残置物あり | ◎ | ◎ |
| 一般的な分譲マンション | △ | △ |
| 事故物件 | ○ | ◎ |
| 共有持分 | △ | ◎ |
| 再建築不可 | △ | ◎ |
| 借地・底地 | △ | ◎ |
| 土地のみ | △ | ○ |
| 農地を含む物件 | △ | △ |
| 旗竿地・不整形地 | △ | ○ |
| 駐車場のない戸建て | △ | ○ |
| 広範囲のシロアリ・建物欠陥 | △ | ○ |
| 雨漏りのある住宅 | ○ | ○ |
| ゴミ屋敷・大量の残置物 | ◎ | ◎ |
※この表は査定額や買取の可否を保証するものではありません。「◎」でも必ず価格が付くとは限らず、「△」でも個別相談できる場合があります。特に事故物件について、カチタスの公式FAQは相談可能としています。
表の見方で気を付けたいこと
土地のみの売却は、カチタスの査定フォームでは取り扱っていないと案内されています。
一方、アルバリンクは土地の売却相談を受け付けています。ただし、個々の土地の形状・立地・権利関係によって結果は異なります。
事故物件や再建築不可物件は、アルバリンクの専門分野として明示されています。カチタスでも相談できる可能性はありますが、訳ありの条件が強い場合はアルバリンクを先に検討するとよいでしょう。
農地は、買取業者の取扱範囲だけでなく、農地法などの手続きも確認する必要があります。農地を含むからといって、通常の宅地と同じように売却できるとは限りません。
買取価格と手取りの違い
同じ家でも、カチタスとアルバリンクの査定額は比較できますが、仲介で売れた場合の価格とは区別して考える必要があります。
買取価格は仲介想定価格の6~8割が目安とされることがある
一般的な住宅の買取では、仲介で売れると想定される価格よりも低い金額が提示されることがあります。
比較記事では6~8割程度が目安として紹介されることがありますが、これは統一された相場でも各社の保証でもありません。
買取価格には、買い取った後のリフォーム費用、販売活動の費用、売れ残るリスク、利益などが反映されます。単に安く買いたたいているという理由だけで価格差が生まれるわけではありません。
また、事故物件や再建築不可物件では、一般の購入者に売る場合の「仲介相場」自体が分かりにくいことがあります。その場合は、何割かという数字だけで買取価格を判断しないことが重要です。
手取りを比較する具体例
例えば、地方の戸建てを仲介で売却した場合の想定価格が1,400万円で、買取会社から1,050万円の提示を受けたとします。
次の表は、売却方法による費用の違いを理解するための仮定例です。実際の査定額や費用を示すものではありません。
| 項目 | 直接買取 | 仲介 |
|---|---|---|
| 売却価格 | 1,050万円 | 1,400万円 |
| 仲介手数料 | 通常0円 | 上限額は税込52.8万円 |
| 印紙・抵当権抹消など | 条件により数万円 | 条件により数万円 |
| 固定資産税・維持費 | 引渡しまでの分を考慮 | 売却までの期間も考慮 |
| 手取りのイメージ | 約1,040万円 | 約1,340万円 |
| 売却までの期間 | 条件が合えば短期間 | 買主が見つかるまで不確定 |
| 売却後の責任 | 契約内容による。免責・範囲限定の確認が重要 | 一定の契約不適合責任を負う場合がある |
※概算例です。仲介手数料は売買価格1,400万円に対する法定上限を適用した計算で、その他の費用・税金・固定資産税等の精算は仮定しています。実際の手取り額は契約条件や物件の状態によって異なります。

この例では、仲介の手取りが約300万円多い計算です。
その差は、売れるまでの期間、売却が成立しない可能性、内覧対応、契約条件の違いなどを受け入れることと引き換えになる場合があります。
都市部の築浅住宅や人気エリアの物件では、仲介のほうが有利になる可能性があります。逆に、買い手が見つかりにくい空き家や訳あり物件では、仲介価格の想定自体に不確実性があります。
アルバリンクの査定では「何割か」だけでは判断できない家もある
事故物件や再建築不可物件では、通常の住宅と同じ条件で売れる買い手が見つかるとは限りません。
そのような物件では、仲介想定価格からの割合よりも、そもそも売却できるのか、どのような費用や手続きが必要かを先に確認する必要があります。
なお、査定の結果として売主側が費用を負担する提案になる場合もあります。これは通常の「買取」とはお金の流れが異なるため、価格だけで判断せず、契約条件を確認してください。
「カチタスのほうが必ず高い」「アルバリンクのほうが必ず安い」とは言い切れません。
比較するなら、同じ物件条件で両社の提示額と費用負担を確認しましょう。
査定方法と現金化までの速さ
カチタスは担当者が現地を調査する方法を中心とし、アルバリンクはWebや電話を通じた相談から査定を進めます。
カチタスの査定から現金化まで
カチタスの公式サイトでは、査定価格の提示まで最短3日、現金決済まで最短3週間と案内しています。
一般的な流れは次のとおりです。
- Webフォームや電話で売却相談
- 担当者が現地を調査・査定
- 買取価格と取引スケジュールの提示
- 条件確認・契約
- 引渡しと決済
公式の売却フローでは、現地調査に加えて役所調査などを行うと説明されています。地域や物件によって調査に日数がかかる場合があり、最短日数で必ず売却できるわけではありません。
遠方に住んでいる相続人でも相談でき、現地で立ち会えない場合に鍵を預けた簡易査定などを相談できる旨も案内されています。実際の手続き方法は、担当店舗に確認してください。
アルバリンクの査定から現金化まで
アルバリンクは、Webフォームや電話で相談を受け付け、物件情報をもとに査定を進めます。
遠方に住む所有者でも、電話・メール・郵送での手続きを相談できます。
公式LPでは最短2週間での現金化が可能と案内されています。一方、個別の事業紹介ページには、契約から平均約1か月半で着金する旨の説明もあります。最短の案内と平均的な目安は同じではないため、査定時に契約予定日と入金予定日を具体的に確認しましょう。
事故物件や共有持分などは、物件調査に加えて権利関係の確認や関係者との調整が必要になることがあります。物件の条件によっては、想定より時間がかかる可能性もあります。
出典:アルバリンク公式・空き家買取LP/アルバリンク公式・再建築不可物件買取事業
両方に査定を出しても問題ない
カチタスとアルバリンクに同時に査定を依頼しても問題ありません。
買取査定は、仲介で不動産会社に売却を依頼する媒介契約とは違います。査定を依頼しただけで、どちらか一方に売却を約束することにはなりません。
両社に同じ物件情報を渡し、買取価格だけでなく、決済日、残置物の処分、測量の要否、契約不適合責任などの条件を比較しましょう。

仲介も比較検討したい方は、リヤマ不動産までご連絡ください
口コミの読み方|安い・断られた・有償引取・怪しい
悪い口コミを読むときは、買取価格への不満なのか、買取を断られたのか、それとも売主がお金を払う契約だったのかを分けて考える必要があります。
「安い」という口コミは、査定の根拠まで確認する
カチタスのような買取再販会社は、買い取った後の修繕費用や販売リスクなどを考慮して価格を提示します。
そのため、仲介で売れると考えていた価格よりも安い提示になることがあります。

大切なのは、最初の提示額だけで判断しないことです。
なぜその金額になったのか、リフォーム費用や建物の状態、周辺の販売状況など、査定の根拠を説明してもらいましょう。
担当者から十分な説明が得られない場合や、提示条件に納得できない場合は、すぐに契約せず、別の会社の査定も確認してください。
「断られた」という場合は、別の得意分野の会社へ相談する
カチタスで買取が難しいと言われた場合でも、不動産が売却できないと決まったわけではありません。
例えば、事故物件、共有持分、再建築不可、土地のみなどの条件があるなら、アルバリンクにも相談してみましょう。
反対に、アルバリンクで買取が難しいと言われた場合でも、通常の中古戸建てとして再販売できる物件なら、カチタスなど別の買取会社が検討できる可能性があります。
断られた理由を確認し、物件タイプに合う次の相談先を選ぶことが大切です。
有償引取は通常の買取と何が違う?
有償引取とは、通常の買取とはお金の流れが反対になり、売主が費用を負担して不動産を引き取ってもらう契約です。
| 比較項目 | 通常の買取 | 有償引取 |
|---|---|---|
| お金の流れ | 会社から売主へ代金 | 売主から会社へ費用 |
| 売主の手取り | 売却代金から費用を差し引く | 引取費用の支払いが発生 |
| 想定される物件 | 再販・活用の見込みがある | 解体費用や権利関係などの負担が重い場合 |
| 契約前の確認 | 買取価格・引渡し条件 | 引取費用・対象範囲・契約条件 |
アルバリンクは公式サイトで、物件の状態によっては費用を負担する場合があると案内しています。
したがって、すべての物件を代金付きで買い取るわけではありません。
有償引取を提案された場合は、その場で契約する必要はありません。提案内容と費用の内訳を確認し、解体業者などに自分で依頼した場合の見積もりとも比較しましょう。
費用を払う契約であることを理解し、契約内容に納得した場合にだけ進めることが重要です。
アルバリンクは怪しい会社なのか?
会社の実在性や免許情報と、個別の査定・契約条件は分けて確認しましょう。
アルバリンクは東証グロース市場の上場会社で、公式サイトに会社概要と宅地建物取引業の免許番号を掲載しています。国土交通省の宅地建物取引業者検索でも、免許情報を確認できます。

ただし、上場企業であることだけで、すべての査定価格や契約条件が利用者に有利だと保証されるわけではありません。
提示された契約書面に目を通し、買取なのか有償引取なのか、追加費用が発生する条件は何かを確認してください。
出典:アルバリンク公式・会社概要/国土交通省・宅地建物取引業者検索
「AIが選ぶおすすめ1位」という情報の読み方
アルバリンクが運営する「訳あり物件買取ナビ」では、ChatGPTまたはGeminiの利用者404人を対象とした自社調査が公開されています。
2026年8月22日更新の記事では、AIの回答としてAlbaLinkが28.5%、カチタスが27.2%と報告されています。
ただし、これはアルバリンク運営メディアによる自社調査です。第三者機関による不動産会社の品質ランキングや、実際の買取価格を比較した調査ではありません。
AIにおすすめされた割合だけで売却先を決めるのではなく、自分の不動産が買取対象になるか、提示価格と契約条件が妥当かを確認しましょう。
出典:アルバリンク運営メディア・AIが選ぶ空き家買取業者の自社調査
口コミを見るなら、具体的な条件を確認する
カチタスの口コミを見るときは、担当店舗の説明、価格の根拠、引渡しまでの対応などを確認しましょう。アルバリンクでは、他社に断られた物件への対応、残置物の扱い、費用負担の説明などが判断材料になります。
単に「高く買ってくれた」「安かった」という感想だけでは、所在地や築年数、物件状態が違うため、自分の家に同じ結果が当てはまるとは限りません。

向いている人・向いていない人
自分の不動産の特徴と、各社が買い取った後にどのように活用するかが一致しているかで考えましょう。
カチタスが向いている人
次のような人は、カチタスを先に検討するとよいでしょう。
- 地方・郊外にある築古戸建てを売りたい
- まだ住宅として使える建物がある
- 家財や荷物が片付いていない
- 現金化を急いでいる
- 近所に売却活動を知られたくない
- 売却後の建物トラブルの責任をできるだけ抑えたい
ただし、希望価格やエリア、建物の状態によっては買取できない場合があります。売却後の責任についても、契約書の免責条項や告知事項を確認することが必要です。
アルバリンクが向いている人
次のような人は、アルバリンクを先に検討するとよいでしょう。
- 他社に買取を断られた
- 事故物件を売りたい
- 共有持分を手放したい
- 再建築不可の住宅を売りたい
- 借地・底地など権利関係が複雑
- 土地のみの売却を検討している
- 老朽化や残置物の問題がある空き家を現状のまま相談したい
訳あり不動産を取り扱う会社でも、すべての物件を買い取れるわけではありません。査定時には、物件の条件と費用負担の有無を確認してください。
どちらも向いていない可能性がある人
都市部の築浅住宅や人気エリアのマンションなど、一般の購入者からの需要が期待でき、売却を急いでいない人は、仲介も比較しましょう。
買取会社は、買い取った後の費用や再販リスクを考慮して価格を決めます。そのため、仲介で購入希望者を探したほうが高い価格で売却できる可能性があります。
一方、仲介の場合は買主が見つかるまで時間がかかることや、売却が成立しない可能性もあります。高く売れる可能性だけでなく、売却期間と売却後の責任も含めて比較することが重要です。
両方に査定を出す手順
迷ったら、同じ物件情報をカチタスとアルバリンクに渡して、金額と契約条件を比較しましょう。
STEP1:物件の条件をメモする
最初に、分かる範囲で以下を整理します。
- 所在地、土地面積、建物面積、築年数
- 建物の状態、雨漏り、シロアリ、傾きなどの有無
- 駐車場や接道状況、再建築の可否
- 事故の有無、共有持分、借地・底地などの権利関係
- 残置物の量、リフォーム履歴
- 相続登記の状況、住宅ローンの残債
すべてを把握していなくても、分かる範囲の情報から相談できます。分からないことを推測して伝えるのではなく、「未確認」としておくことが大切です。
STEP2:同じ内容で査定を依頼する
住める地方の戸建てならカチタスを先に、事故物件や再建築不可などの訳あり不動産ならアルバリンクを先に検討してもよいでしょう。
ただし、両社に同じ情報を伝えて査定を依頼すれば、提示条件の違いを比較しやすくなります。
STEP3:金額以外の条件も比較する
査定額が高い会社が、必ずしも手取りや売却条件で有利とは限りません。次の項目を確認しましょう。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 買取価格 | 最終的に受け取れる金額はいくらか |
| 決済日 | いつ現金を受け取れるか |
| 残置物 | 家財処分を自分で行う必要があるか |
| 契約不適合責任 | 免責の有無と対象範囲はどうなっているか |
| 測量・境界 | 測量や境界確認が必要か、費用負担は誰か |
| その他の費用 | 売主が支払う費用や追加条件はあるか |
| 契約条件 | 手付金、引渡し時期、解除条件などに問題はないか |
提示された査定価格が最終的な受取額と同じとは限りません。費用や精算の条件を含めて確認してください。
STEP4:有償引取なら、ほかの処分方法とも比較する
売主がお金を払う有償引取を提案された場合は、費用の内訳と引取条件を確認します。
そのうえで、解体業者に依頼した場合の見積もりや、別の買取会社の提案も比較しましょう。費用だけでなく、建物や家財の処分範囲、土地の引渡し条件なども確認する必要があります。
STEP5:急がないなら仲介の査定も追加する
両社の買取価格が仲介で売れると想定した価格より明らかに低く、売却を急ぐ必要がなければ、仲介会社にも査定を依頼しましょう。
仲介であれば高く売れる可能性がありますが、買主が見つかるまでの時間や、売却後の責任、家財処分などの負担も含めて判断してください。
両社への査定依頼は無料と案内されています。査定を依頼したからといって、必ず売却する必要はありません。 価格と契約条件を確認し、納得できる売却先を選びましょう。

リヤマ不動産では、仲介での受付が可能です。
カチタスやアルバリンクで断られたり、金額に納得できない場合は一度ご相談ください。
よくある質問Q&A

- Qカチタスとアルバリンクはどっちがいい?
- A
住める地方の築古戸建てならカチタス、訳あり不動産ならアルバリンクを先に検討しましょう。どちらが有利かは物件の状態や査定条件によって変わります。
- Q両方に査定を出していい?
- A
両社に査定を依頼して問題ありません。
買取査定は仲介の媒介契約とは異なるため、査定を依頼しただけで売却先が決まることはありません。
- Qカチタスに断られたらどうする?
- A
アルバリンクなど、訳あり不動産の買取を扱う会社にも相談しましょう。
事故物件、共有持分、再建築不可、土地のみなど、断られた理由に合った相談先を選ぶことが重要です。
- Q買取価格は相場の何割?
- A
一般的な住宅では、仲介想定価格の6~8割程度が目安として紹介されることがあります。ただし、公式な保証ではなく、訳あり物件では仲介相場自体が分からないこともあります。
- Q有償引取とは?
- A
売主が費用を払って不動産を引き取ってもらう契約です。
通常の買取とはお金の流れが反対なので、提示された場合は費用と契約条件を確認し、納得できなければ断ることもできます。
- Q家財はそのままで売れる?
- A
両社とも、残置物がある状態での相談を受け付けています。
ただし、家財の量や種類によって処分費用などが査定や契約条件に反映される可能性があります。
- Q空き家専門と訳あり専門は同じ会社?
- A
いずれも株式会社AlbaLinkが運営する事業・メディアです。相談窓口やサイトの名称が異なる場合でも、運営会社を確認してから問い合わせると安心です。
まとめ|先に出す会社は1つでいい

カチタスとアルバリンクは、得意とする物件タイプが異なります。
- 住める地方の築古戸建てはカチタスを先に検討
- 事故物件・共有持分・再建築不可・借地・底地はアルバリンクを先に検討
- 土地のみならアルバリンクにも相談
- 相続した空き家で状態が分からない場合は両社に査定
- 築浅・好立地で急がない場合は仲介も比較
会社の規模や知名度だけで決めず、自分の不動産がどのような再販・活用に向いているかを考えることが大切です。
同じ資料を両社に出し、買取か有償引取かを確認してから決めましょう。

買取額に納得できなかったり、断られたりした場合、リヤマ不動産でのご相談は可能です。


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