不動産売買契約書とは、不動産(土地・建物など)を売買する際に、
売主と買主が締結する契約書です。

不動産売買契約には
「24の不動産売買契約条項」があり、
今回は第8条所有権移転登記の申請
について解説します。
「引渡し」について解説
第8条「所有権移転登記の申請」
1.売主は、売買代金全額の受領と同時に、買主の名義にするために、
本物件の所有権移転登記申請手続きをしなければならない。
2.所有権移転登記の申請手続きに要する費用は、買主の負担とする。
ただし、所有権登記名義人の住所、氏名の変更登記を要する場合、
これに関する費用は売主の負担とする。
<やさしく翻訳>
1.売主は代金受領をしたら、所有権移転登記の手続きをする義務がある。
2. 所有権移転の費用は買主が払う。
しかし、売主の住所・氏名の変更登記は売主負担です。
買主は
①ローン実行
②売主に振り込み
③司法書士に登録免許税や司法書士報酬を支払う
④司法書士:買主名義に移転登記手続きをする

売主は新居へ引っ越し済みで、
住所変更登記をしていない。
また、離婚・結婚・婿養子で
名前の変更登記がされていない
場合、変更登記が必要です
加えて、抵当権抹消の手続きの費用は
売主が負担します。
ちなみに、印鑑証明書は、発行日から3ヶ月以内のものを
利用しましょう。
【売買契約(売主・一般消費者用)の24つの条項】
以下、お好きな条項をお選びください
第1条売買の目的物及び売買代金
第2条売買対象面積
第3条「手付金」の条項
第4条境界の明示
第5条売買代金の支払時期及びその方法
第6条所有権移転の時期
第7条「引渡し」
第8条所有権移転登記の申請
第9条物件状況の告知
第10条付帯設備の引渡し
第11条負担の消除
第12条印紙代の負担
第13条「公租・公課の負担」固定資産税等
第14条「収益の帰属・負担金の分担」
第15条「手付解除」
第16条引渡し前の滅失・毀損
第17条契約違反による解除
第18条反社会的勢力の排除
第19条融資利用の特約ついて
第20条契約不適合責任
第21条諸規約の継承
第22条協議事項
第23条「管轄の合意」管轄裁判所
第24条特約条項
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