第６条所有権移転の時期について【不動産売買契約条項】

不動産売買契約書とは、不動産（土地・建物など）を売買する際に、
売主と買主が締結する契約書です。

所有権移転の時期の解説

第６条「所有権移転の時期」
本物件の所有権は、買主が売買代金の全額を支払い、
売主がこれを受領したときに、売主から買主に移転する。

＜やさしく翻訳＞
不動産の所有権は、支払が全部完了し、
売主が着金を確認したら、所有権を買主に移転します。

支払いと引き渡しの時期について明確にルールを決める条文です。

固都税と移転時期について

戸建・マンション・土地問わず、
固定資産税＆都市計画税※（調整区域は不要）が発生します。

それと、所有権の移転と所有権移転「登記」は別のイベントです。

ちなみに、所有権の移転登記を申請し、
権利書が届くまでに２週間かかります。

民法の原則、同時履行

民法では、原則として、

売主は、買主の売買代金全額の提供があるまで、

対象物件の引き渡しを拒むことができるとしています。

つまり、

売買代金全額の支払と物件の引渡しは、

同時履行の関係にあるということです。

売主は、買主が売買代金全額の支払いをしない限り

引き渡しを拒否しても

債務不履行にはならない、ということです。